2017年8月19日土曜日

鍾乳洞

先日、ここ10年以上訪れていなかった「竜ケ岩洞」という鍾乳洞に出かけました。

どうせ訪れるなら内部が天然クーラーとなっている涼しいところにしようという気持ちと、
鍾乳洞のような暗い内部で、どの程度それらしい写真が撮れるか確かめたいという気持ちからでした。

持参したのは、DFA24-70mmF2.8をつけたK-1です。

最初は 「竜ケ岩洞」の入り口の写真です。


 入り口から入ってすぐのところに、この洞窟に住んでいたコウモリが飼われていました。


鍾乳洞の内部へ。


色々な鍾乳石が。



背景をぼかし、少し雰囲気をかえて撮影。



特にブルーにライトアップされた水面はなかなか幻想的です。




途中にあった大広間。天井の奥からは日光が少しこぼれていました。


鍾乳洞のちょうど中間くらいの位置に、滝のある場所があり、そこがメインの見せ場でしょうか。





くらげの滝のぼりという名前のついた鍾乳石。


出口近くに、最後の見せ場の広間がありました。
24mmでの撮影ですが、全体は写しきれませんでした。


とうとう出口に到着し、出口から内部に向かって撮影。


また、暑い夏に戻ってきました。

今回は、ほとんどがISO6400での撮影でしたが、それで鍾乳洞の内部をそれらしく撮れたのは、さすがだと感じました。

外に出ると、入場時には気がつかなかった井伊の兜のモニュメントと、共保公出生の井戸のモニュメントがありました。
「竜ケ岩洞」は、井伊谷と奥山の中間くらいに位置しているので、やはり今の大河ドラマに関連したものが
たくさんありました。



その後、自分にとって初めて井伊谷城跡に向かいましたが、その状況は次回にアップしたいと思います。

2017年8月12日土曜日

水辺の花火

今年も自宅近くの湖畔公園で、幸い花火大会を楽しむことができました。

毎年花火を楽しむことがメインであり、写真撮影はあくまでもついでですが、
それでも毎年同じような写真しか撮っていないため、今年はとりあえずDA fish-eye10-17mmを使って
撮影してみることにしました。
使用したのはDAレンズでしたので、カメラは夜間撮影で使い慣れたK-3を使うことにしました。

現地に到着したら、水辺の良い場所はほとんど場所取りされており、良い場所を探してぶらぶらしながら
なんとなくfish-eyeらしい写真を1枚撮影。


余裕があれば、花火前の楽しい雰囲気のスナップを撮ろうとDA18-135mmも持っていたのですが、
結局次の1枚だけしか撮影できませんでした。


花火の開始1時間ほど前に、ほとんど唯一 空いていた水辺のある場所に三脚をたてて、
のんびり花火の開始を待つことにしました。

途中から妻と愛犬も合流し、夕食や枝豆を食べながらビールを飲んで、この時ばかりと
少しづつ暮れてゆく夕焼け小焼けの空を、のんびりと楽しみました。

夕焼け空を、PENTAXのホワイトバランスCTEは、本当に美しく表現してくれますね。
小焼けから夜へと、刻々と移り変わってゆく景色。

 


やっと1発目の発射。
あとは、ひたすら同じような花火の写真です・・・(^_^;。





夜も更けて、空もほとんど真っ暗に。


スターマイン。


せっかくDA fish-eye10-17mmを使ったのに、17mmで撮っていたらいつもと同じ写真しか撮れておらず、
途中から10mm側で魚眼らしい写真撮影に切り替えてみましたが、ほとんどまともな写真が撮れませんでした。
唯一少しアップしても良さそうに撮れた1枚を次にアップいたします。


「わざと樹とかを入れて撮れば、少しは気の利いた写真が撮れたかも」と思いましたが、
それもあとの祭りです・・・。

最後は、大会の締めのスターマインです。


最後にちょっとチャーミングな雰囲気で撮れて、まあいいかなといった感じです。

2017年8月5日土曜日

記録と記憶

今回まず最初にアップする写真は、ちょうど10年ほど前に自分がZorgにアップした浜松市立体育館の写真です。


ちょうど10年ほど前、自分にとっても愛着のある、この一風変わった形の体育館の取り壊しが決まったと聞き、
それならば、今のうちに記念に撮っておこうと思って撮影した1枚です。

当時使用した機材は、カメラは自分が初めて購入したデジタル一眼レフカメラであるist-Dと、
まだAPS-C用の広角レンズが一般的でなく、当時唯一APS-Cで広角らしく使用できるレンズとして所有していた
TAMRON(MF)SP 17mm F3.5です。
レンズは25年ほど前に中古で購入したものでした。

どこか自分の記憶にとどめたい記録写真という意識があってか、当時もモノクロで現像してZorgにアップしており、
当時に現像したそのままの写真をアップしています。

自分のこの体育館にまつわる思い出としては、(自分が浜松に居住を始めてからしばらく時間が経っていましたが)
下の息子がちょうど中学生で部活で卓球に励んでおり、市の大会はいつもここで行われていたため、
息子の卓球の応援に、いつもここを訪れていました。
息子にとっては、息子の卓球人生の卓球大会に関する原点のような場所だという気がします。
息子の卓球の応援の時のことを思い出すと、まだ全然古びた感じのしなかった内部の様子が、
まざまざとよみがえってきて、この写真はひとつの記録であると同時に、自分の記憶を呼び起こしてくれる1枚です。

次は、この体育館を別角度から撮影した1枚です。


先日10年ぶりに、この写真をみながら同じ場所を、同じ角度から、なるべく近い画角で撮影してみました。

使用したカメラはK-S2で、レンズはキットレンズのDA18-50mmです。
18mmなので、17mmとほとんど変わらないだろうと考えての選択です。

次は、最初の1枚目の写真と同じ角度から撮影した写真です。


その次は、2枚目の写真と同じ角度から撮影した写真です。


もう1枚、別角度から今の様子を撮影しました。


この写真では、遠くに浜松城の天守閣が写っていますが、体育館が取り壊されたあと、この場所は、
浜松城公園の無料駐車場として活用されており、駐車場が広くなったのは嬉しいことですが、体育館が取り壊されたことは、
今でも残念で仕方がありません。

話は変わりますが、この浜松城公園の近くには、昔奥山線という路線が走っていたようです。
奥山線は、自分と同じ歳の妻が当地で生まれたときにはもう廃線になっていたということで、
ずいぶん前に廃線になっていたようですが、その名残として、ここの近くに亀山トンネルというトンネルが残っています。


このトンネルは、自分にとってなかなかフォトジェニックで、こちらでも時々アップしている写真です。

この亀山トンネルには、旧奥山線の写真が記録として展示されているため、今回その写真を撮影して、
当時のこの路線の様子をこちらでアップしたいと思います。

まずは、亀山トンネルに向かう蒸気機関車の写真です。


他の蒸気機関車の写真です。




広沢は自分の自宅のすぐ近くなので、こちらの写真は、たいへん興味深く感じます。

次の写真は、奥山線の名前の由来となった奥山駅の写真だそうです。


奥山と聞くと、自分は500羅漢の寺である奥山方広寺を思い出しますが、最近大河ドラマをみていたら、
井伊虎松の実母である「しの」さんの実家のあった場所みたいですね。
自宅からは自動車で1時間くらいかかる北の(山の)ほうにあり、ずいぶん遠くまで走っていたのだと、しみじみ感じます。

旧奥山線は、蒸気機関車から順次ディーゼル車や電車に切り替えられていったようです。




最後の写真は、自分にとっては、街の記録と自分の記憶が織りなすタペストリーのように感じられる、なんとも感慨深い1枚です。


2017年7月29日土曜日

温室のある公園

自分が暮らす浜松には、大きな花の公園が2つあります。
「ガーデンパーク」と「フラワーパーク」です。

自分はいつも入園無料のガーデンパークに行くことが楽しみで、単なるスナップ散歩のために出かけたり、
新しいレンズを購入した場合の試写などでは必ずガーデンパークを訪れ、ガーデンパークは、
自分にとって、自分の庭ともいえるような花の公園です。

ただ、この夏に限って「フラワーパーク」が無料で解放している(入園できる)という情報を入手したため、
本当に久しぶり(3年ぶり?5年ぶり?)に「フラワーパーク」を訪れることにしました。
ただ、暑くて公園を1周まわる気力がなかったため、 「フラワーパーク」にある温室に限って、
ぶらぶら撮影しようと出かけました。

撮影に持参したのは、K-1とDFA24-70mmとDA200mmです。
DFA24-70mmだけでもよかったのですが、「ひょっとすると蓮の花を撮影できるかも・・・」と期待して、
DA200mmも持参することにしました。

最初は、目的の温室が正面にみえて撮影した写真です。
ちょうど温室上空に入道雲が見えていました。
まじまじと入道雲をみたのは、今年初めてのような気がします。


ゲート付近に咲いていた薔薇(?)の花。
DAF24-70mmのボケ味は、いつみても単焦点なみに美しいです・・・。


 温室と温室前の噴水のあるプール。(多分泳いだら叱られますが・・・)


 温室に移動する途中で振り返って撮影したゲート方向の写真。


温室に入館。
温室に入って1枚目の写真を撮影。
そういえば、ここの温室は、やけに室内の装飾に工夫を凝らしていたことを、久しぶりに思い出しました。




自分の好きな「まだ手探りしている天使」ではなく、「まだ目隠ししている天使」。
しかし、どこか「まだ手探りしている天使」に通じるものを感じてしまいました・・・。


普通の蓮ではありませんが、熱帯蓮を発見してDA200mmで撮影しました。
そういえば、ここの温室は熱帯系の植物に限って、育てられていることを思い出しました。



次は、ランの花ですが、こちらも熱帯系のランなのでしょうか?
ランの花を見ると、いつも植物屋さんの「着生ラン」の花の写真を思い出していまいます。




この日は、特別「発光する苔」が展示されていて、ISO6400にて撮影。


最後の部屋は、メキシコ植物の部屋だったようですが、多肉植物(サボテン)を撮影。


最後に「星の王子さま」にでてくるバオバブの木を撮影して温室を出ました。


公園を出る前に、ゲート付近のお土産物屋さんと喫茶・軽食・レストランに寄りました。

今の時期、お土産物屋さんなどには、必ず「井伊直虎」を使った広告がみられます。


浜松は、いつも「徳川家康」を前面にだして町をアピールしていますが、本来ならば、家康よりも、
「井伊直虎」の方が、遠州地方にゆかりのある人物だという気がします。

軽食レストランで、アイスコーヒーを飲んで一休みすることにしました。


自宅ではエアコンは使用しない主義なので、涼しいレストランで、結構長い時間読書を楽しみました。
たいへん久しぶりに小説(池澤夏樹著「キトラ・ボックス」)を読みましたが、やはり小説はとてもワクワクします。

最後の写真は、お土産物屋さんでつい買ってしまった「紫陽花の押し花コースター」です。


とても涼しげな雰囲気で、暑い夏には、このコースターを使って、冷たい麦茶や緑茶を飲めればいいなあと
とても楽しみにしています。