ちょうどサンコウチョウが見られるこの時期に、森林公園のサンコウチョウスポットに
もしも可能なら撮影をと思い、出かけました。
持参したのは、KPとDA300mm×1.4テレコンとDA16-85mmです。
到着して駐車場に1台も車が止まっていなくて、おかしいなあと思いながらも、
持参した折りたたみの椅子を出して、この季節ならではのとても気持ちのいい空気のなかで、
森に包まれたおいしい空をたっぷり深呼吸しながら、のんびりと待つことにしました。
最初は、 サンコウチョウスポットの写真です。
しばらくすると、いつもこのあたりを散歩しているというお爺さんがやってきて、少し話をしました。
そのお爺さん曰く、
「今日は雨上がりのせいか、野鳥の声がさっぱりしないねえ。」
「最近毎日、この狭い駐車場に3~5台は、いつも車が止まっているのだけど、
雨上がりには、野鳥が出てこないことをみんな知っているためか、今日は全然来てないねえ。」
「この感じだと、今日は野鳥は出てこないかも知れないよ。」
「人がいなければ、サンコウチョウが、下の小川に時々水を飲みにくるのだけどねえ。」
とのこと。
そんなわけで、今年もいつもは、この時期にまだサンコウチョウがここに来ているのだけれど、
この日に限って、やってこない可能性が高いことがわかりました。
まあ、そうはいってもここに来られる日は限られているので、のんびり森林浴をしようと開き直って、
過ごすことにしました。
とりあえあず1時間半ほど待って、ヒヨドリを少し見かけたものの撮影には失敗。
持参したおにぎりをおいしくいただき、サンコウチョウスポットのある森林の中を少し散策しました。
散策中も、ウグイスの声は遠くで聞こえていましたが、みかけたのはヒヨドリだけでした。
散策を終えて、また椅子に座って森林浴を再開。
また1時間半ほど待ちましたが、さっぱりどんな野鳥も現れませんでした。
のんびり森林浴できたことに感謝しながら、最後に銀杏の葉っぱを1枚撮影して、
いつも冬鳥を撮影する森林公園の散策コースに移動しました。
ちなみに、サンヨン(DA300mm)は、野鳥撮り専用に使っていますが、本当にキレのいい
素晴らしい描写をしてくれると改めて感じます。
森林公園の散策コースに移動したものの、やはりこの日は、まったく野鳥に遭遇せず。
ウグイス以外に、時々メジロやシジュウカラらしき声が聞こえましたが、その姿はさっぱり見られませんでした。
野生のアヤメの群生がとてもきれいだったため、またしても開き直って、DA16-85mmも使って、
アヤメや風景の写真などを撮影しました。
冬にはまったく草木のない場所が野草に覆われ、とても野鳥をとる雰囲気ではありませんが、
新緑がとてもきれいでした。
また散策しながら、DA300mm×1.4を使って、野生の花の写真などを撮影しました。
結局この日は、野鳥撮影は1枚もできないボウズの日となってしまいました。
野鳥撮影に出かけて、1枚も野鳥を撮影できなかったのは、今回が初めてでした。
この日は風も少し強く、風の強い日には野鳥が出てきませんが、雨上がりにも野鳥が出てこないことを
学習しました。雨上がりは虫がいないから出てこないのでしょうか・・・?
野鳥は撮影できませんでしたが、最後に蝶をみつけ、数年ぶりに蝶(モンキアゲハらしい)を
撮影して、帰途につくことにしました。
ずいぶん遠くにいましたが、DA300mm×1.4では、トリミングなしでも
結構大きく撮影できて、少し感激しました。