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2019年5月11日土曜日

浜松まつり

先週、世の中は10連休でしたが、自分の場合は6連休でした。
そのうち5/3~5/5はお祭りで、幸い毎年恒例のようにお祭りを楽しむことができました。

お祭りに先立ち、ちょうど「GRⅢ PERFECT GUIDE」を入手したので、こちらのムック本で、
まずGRⅢの基本操作や設定に関する箇所を読んで、自分の知らない設定や操作方法の情報を入手して、
今年はGRⅢを持って、お祭りとその撮影を楽しむことにしました。

アップする写真は時系列でなく、3日間のお祭りの断片を拾い集めて、時間帯などで分類して並べています。

お祭りの期間中も、やはり「GRⅢ PERFECT GUIDE」を読み、イメージコントロールの設定などを参考にして、
お祭りの合間に、 撮影した写真の現像処理などをやっていました。

前置きはともかく、写真をいっぱいアップいたします。
最初は、昼の部で主に出店関係です。



昼間からビールを・・・。
食事はインドネシアの家庭料理屋さんの出店にあったドライカレーです。



インドネシアの家庭料理屋さんの出店。


駅前広場の屋台展示スペースにて。



街中をブラブラしながら撮影。
やはりいろいろなところに出店が出ていました。



夜の出番を待つ屋台。


次の写真は、向かってくる親子の雰囲気がよくて、すれ違った直後に後ろを振り向かず、
半身状態でカメラのモニターだけ見ながら、左手の指でピントを合わせて、右手親指でシャッターを押して
撮影した写真です。

こういう撮り方ができるのは、やはりGRのおかげですね。



次は、夕方から夜の部です。
駅前広場の屋台。


ステージのある出店スペースで、食事などしながらコンサートなどを楽しみました。

夕方、ちょっと雨が降りそうな空。
(幸い雨は降りませんでした)


 ビールと串焼き肉。


ステージでは、1グループ1時間程度のコンサートをやっていました。

一応、グループ名を紹介します。
最初は、オリジナル&オールジャンルバンドの「Billy the Cat」です。


 次は、ブルースグラス(米国のカントリーミュージック)バンドの「King Size」です。


最後は、オールデイズバンドの「SOUL FINGER」です。
今回「SOUL FINGER」の演奏を一番楽しみにしていました。


ステージ前では多くの人が、オールデイズの曲に合わせて、踊りながら演奏を楽しんでしました。



ステージから少し離れた場所で、本格的な社交ダンスをする方も・・・。




最後は、アンコールシーン。


ステージのある出店スペースでコンサートなどやっている間に、街中では練りと屋台の引き回しが行われてました。

今年は、 練りも屋台も少しだけ見て、少しだけ撮影しました。
例年は望遠レンズで撮っていますが、今年はGRⅢだからといった写真を少し試みました。

といっても、酔っ払っていて、いろいろ設定ミスしてたのですが、それがかえって幸いしたりして・・・(^_^;。









最後にアップする写真は、お祭りの前に、10連休限定で、久しぶりに開店していたいつもの古本屋さんでの写真です。
久しぶりにおいしい珈琲をいただきながら、店主のMさんとお話ししました。


お祭りが終わった後には、また「GRⅢ PERFECT GUIDE」の後半を読んで楽しみました。

「PHOTOGRAPH COLLECTION」のセクションを読んで、触発されてルイジ・ギッリの「写真講義」という本を
注文してしまいましたし、上田義彦さんの「写真は考える前に撮れ」という言葉にも刺激を受けました。
一番最後の写真好きな芥川賞作家 柴咲友香さんの「北の国、冬の光」というエッセイも
たいへん印象的で、とてもよかったです。

今回は、なんとなくGRⅢと「GRⅢ PERFECT GUIDE」で楽しんだ連休だったという気がします。
そのおかげで、有意義な連休を過ごすことができて、とても感謝しています。

2019年3月9日土曜日

CP+2019

先週、体調が悪くて最後までどうするか迷っていたCP+に、結局なんとか半日程度出かけることができました。

CP+開催前から体調が悪くて、ほとんど事前情報をつかむことさえできていませんでしたが、
リコーイメージングのセミナースケジュールだけは事前に確認していて、これからGRistを
目指すものとして、 特にGRistのセミナーを聞きたくて、結局無理をして出かけることにしました。

とりあえず持参したカメラはDA16-85mmをつけたKPです。

リコーイメージングのセミナー以外は何も中身がなく、特に時系列というわけでもなく、
なんとなく写真をアップいたします。

最初は 、なぜか西側の会場入り口に置いてあったフォルクスワーゲンの写真です。



会場の各ブースの雰囲気をぶらぶら眺めながら撮った写真。
各社フルサイズミラーレスに少し触ることができればとも思ってはいましたが、
どこも行列でなにも触ることができませんでした。











会場は、やはり華やかで、そんな雰囲気を盛り上げていると感じて撮った綺麗な写真。
(TAMRONブースで)モデルのお姉さんも1枚だけ撮影させていただきました。
 



本命のリコーイメージングブースでのセミーナーの話です。

最初はテラウチマサトさん。


新しいGRⅢをもって、突然ぶらっと出かけて駆け巡った香港のスナップ写真とその裏話でした。

ぶらっと旅行に出かけてなんとなくスナップを撮るといった経験が自分にはほとんどありませんが、
28mmの単焦点コンデジで、とにかく気になったものを撮りまくったスナップに、GRのスナップの可能性を感じました。
人を撮る場合にもコンデジなのであまり気にされず、どこで何を撮るにも気軽にバシバシ撮って、
時にはノーファインダーでも(というか何も構えず)撮って、最後にそんな写真を、早送りで
最初から最後まで通して見せていただいた連続スライドショーのようなシーンが印象的でした。

ノーファインダーで撮った写真で、怒っている女性の顔の下側(口付近)だけが写っていて、
いわゆる構図を超えて枠を外した写真の可能性と、にもかかわらず、その写真の雰囲気に
たいへん香港らしさを感じるという話しも興味深かったです。

なんとなく森山大道さんっぽい撮り方ですが、 テラウチマサトさんの写真でモノクロはなく、それでも
森山大道さんのようなスナップの可能性の広がりを感じた気がしました。


次は、久しぶり(6年ぶり)に聞いた中井精也さんのセミナーです。
内容はTHETAで撮った(鉄道を中心にした)写真の可能性の話でした。



 自分がデジタルカメラ撮影で手本にしているのは、中井精也さんが書かれた
「世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書」という本ですが、
この本でも、デジタル一眼レフカメラに関する中井精也さんの多彩なテクニックが垣間見えますが、
THETAも中井精也さんが撮ると、こんなにも多彩な写真が撮れるのだという驚きの連続のような
写真とトークでした。

加えて、そのプレゼンの構成や、みている人たちを楽しませるエンターテイメントも素晴らしくて、
さすがとしか言いようのない、最後にため息がでるようなセミナーでした。

最後に中井精也さんとみている観客が一緒に写るようにTHETAで記念撮影してくれて、
それを「1日1鉄!」にアップしてくれるというサービス付きで、自分もごま粒のように写っていましたが、
中井精也さんと一緒に記念撮影できて、本当に嬉しかったです。


 次は、田中希美男さんでした。


 話の内容は次の写真の通りで、気になる内容ばかりでした。


 興味深いお話ばかりだったのですが、詳細は忘れてしまっていることが多々ありますが、
覚えていることを少しだけ記載すると、

1)「100周年記念モデルは?」→「なにもでない」
2)「KPのカスタムモデルを100周年記念モデルにすることは?」→「ない」
3)「KPのカスタムモデルの発売は?」→「ユーザーによって、本当に好きな人は好きだけれど、
興味の無い人は全く興味が無く、今後の様子を注視するが、現時点では全くわからない」
4)「DA11-18mmには、星景写真用の機能が満載だが、それだけではもったいない素晴らしいレンズだ。」
( 田中希美男さんの感想)
5)「DFA35mmは、もともとFA35mmがlimitedのような味(良い意味でのくせ)のあるレンズで
HDコーティングでさらに良くなったのは確かだ。」
( 田中希美男さんの感想)
6)「Qや645をどうするか?」→「今後も継続するが、詳細はわからない」
7)「他のミラーレスや中判は?」→「全く考えていない」
8)「K-3Ⅱの後継機種は?」→「今年中には何らかの発表がある。(早ければ今年中に発売)」
9)「今回展示されたDFA85mmはいつでる?」→「2年後か3年後くらいか?」
10)「GRⅢの具体的なファームアップは?」→「まだ何もわからない」

 GRⅢには、PENTAXカメラの手ぶれ補正機能がついたので、今後のファームアップで、
リアルレゾルーションやアストロトレーサ等、色々なことができる可能性があるようですが、
GRらしさを考える中で、ユーザーの反応をみながら決めるといった趣でした。

田中希美男さんは、ユーザー目線で本当に知りたいことをズバズバ聞いてくれましたし、
カメラやレンズの解説などもとてもわかりやすくて、あっという間のセミナーだと感じました。



自分がみた最後のセミナーは、安部秀之さんでした。


自分自身もうGRⅢを予約していますが、なんとなく「本当にGRistになれるだろうか?」という不安を
いつも抱えていて、 安部秀之さんの話にも興味津々でした。




 結論として、GRistになるための敷居を下げてくれるような、本当に気持ちが楽になったセミナーでした。

かいつまんでポイントだけ少し記載しますと、
GRが生まれた経緯を詳しく教えてくださいました。(とても参考になりました)
GRをメイン機として使っている方はあまりいなくて、サブ機として気軽にスナップを撮ればいいのだよ。
(メイン機は、どこのどんなカメラを使っていいのもGRの魅力)
ご自身のアルバム写真を見せてくださって「こんな風に日常や旅行を切り取って、アルバムにして楽しめばいいのだよ。」
といったような内容でした。

そんな具合で、自分がみたリコーイメージングのどのセミナーもとてもよくて、短い時間でしたが
CP+に参加できて本当に良かったと思います。

帰ってきてから、CP+の情報などを少しチェックしたりしましたが、安部秀之さんもニコンブースでは、
「Zシリーズになって(基本的に収差を少なくするという)レンズ設計に大きな広がりができて、
Z用レンズでは、デジタル技術でも補正できない「像面湾曲」の補正に特に力を入れていて、
その結果素晴らしいレンズができた。」といった話などをされていたようですが、
それは、たいへん理にかなった話で、その通りだと思いますし、
そんな情報を見ると、中井精也さんはSONYブースではどんなセミナーをされたのだろうと
気になったりしました。

しかし、そんなカメラへの可能性は確かに感じますが、そんなカメラばかりたくさんでてきても
何の面白みもないような気もします。

リコーイメージングは、マイペースで、GRのようにスナップに特化した可能性や、THETAのような可能性、
PENTAXブランドのまじめな作りで、持っていて愛着のわくカメラを作り続けてくれればいいなあと
自分はそんな風に改めて感じます。
もちろん、スターレンズだけでなく、limitedレンズのような味のあるレンズを作り続けてほしいとも思います。

こんな風に、これらのリコーイメージングのセミナーを聞き終わったのが14:40でした。
セミナーを聞いている間は、どのお話も興味深くてあっという間に時間が過ぎましたが、
セミナーを聞き終わった後に、突然、また体調が最悪の状態になっているのに気がつきました。
立っていることができませんし、座っていてもふらふらします。

本当はこのあと、オリンパスブースで17:20からフォトジャーナリスト安田菜津紀さんの
東北や世界で取材されたセミナーを聞くのを楽しみにしていましたが、
あと2時間半待つのは無理だと感じ、もし本当に無理をして聞いてしまったら、
翌週の仕事に影響が出るのが間違いないと判断し、意を決して、ここまでで帰ることにしました。

あとは、リコーイメージングブースで少し撮影した写真とカメラ博物館で撮影した写真です。


田中希美男さんに教えていただいた話ですと、ピントを変えたときに収差のずれを防ぐためには、
本当はレンズ全群を動かすのが理想だそうですが、DFA50mmでは少しでも収差のずれを防止するため、
後玉全群を動かしており、DFA85mmもそういう設計をされているという話を聞いて、
なんとなく断面を撮影しました。


KPのカスタムモデルの展示もしていたそうですが、当日はそれさえも知らずにみることができませんでした。


その後、会場を後にしました。
最後の写真は、東側の会場入り口からみたリコーイメージングのブースです。


CP+はカメラと写真のとても華やかな祭典で、参加できたことに本当に感謝しています。

それも先週で終わり、明後日は東日本大震災から8年目を迎えます。
そんな話を、今年も安田菜津紀さんのセミナーで聞いて、改めて気を引き締めようと考えていましたが、
最悪の体調の中ではそれも無理だったと思います。

しかし、 安田菜津紀さんの写真と文章によると、自分自身が、いつもつらい思いをしている
(パレスチナの)ガザ地区の子供達が、3月には東日本の復興を願って「たこ揚げ」をしてくれているそうです。
そんな子供達にも思いを馳せながら、自分の人生観を変えた東日本大震災を思い出し、
この週末は、改めて気を引き締めたいと思います。