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2019年12月22日日曜日

湯治

 先日、母の3周忌のために実家に帰省しました。

 ただ、その前日振替休で休みを取ることができたので、帰省する途中、実家近くの温泉宿で
ゆっくり湯治しながら宿泊することにしました。

 特に写真を撮る予定もなかったのですが、とりあえずGRⅢを持参しました。

 実家の近くというのに、この温泉街に宿泊したのは初めてでしたが、宿泊した温泉宿の温泉の質が自分にあっていて、
ゆっくり温泉に入ると体の内部が活性化してくるのがわかり、本当によい湯治となりました。

 温泉での湯治の合間に食事をしたり、また、その温泉宿では食後にフリーのドリンク、スイーツバーを
やっていて、それらを楽しむと共に、それをやっていたラウンジの雰囲気が素敵で、
許可をもらって、何枚か写真を撮らせてもらうことができたので、それらを少し紹介したいと思います。

 最初は、高速道路で撮影した実家近くのなつかしい山々です。


宿について、何枚か撮影した宿の雰囲気。



 食後のフリーのドリンク、スイーツバーをやっていたラウンジで、のんびりしながら何枚か撮影させていただきました。




 折り紙の作品がたくさんおいてあって、それらがとても情緒深くて素敵でした。






 母の3周忌の前日で、その前にもいろいろなことがありましたが、のんびりと湯治をさせていただき、
本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。


 最後は翌日の朝撮影した、宿の中庭のドウダンツツジです。


 今年は紅葉が遅いとのことで、最後にとても綺麗な紅葉も楽しむことができました。

2019年12月1日日曜日

GRで撮る紅葉

 先日、あるサークルの写真展を観て、その後、街の本屋に(PENTAX100周年記事の載っている)
日本カメラを立ち読みに(結局購入しました)行くために自転車で出かけました。

  その時に持参したのはGRⅢです。

 ちょうど途中で通る公園で紅葉が綺麗だろうと推測されたので、少しGRで紅葉を撮ってみることにしました。
その時の写真を少しアップいたします。

 最初の写真は、いつも通る旧電車道です。


 途中立ち寄ったお城公園で、綺麗な紅葉をしばらく撮影。




 次の写真は、マクロモードを使ってみたくて撮った写真です。



 次の写真もマクロモードを使ったか、ぎりぎり6cm以上距離があって使わなかったかという写真です。


 写真展の会場に到着。写真展をみました。

 「○○写心サークル」というサークルの写真展で、撮影された方の心情が伺える写真展という気がしました。
また、展示されている写真がほとんど全紙で、(お金がかかりそうだなあと感じながらも)
写真が大きいとたいへん迫力があって見応えがありました。

 会場で少しだけスナップを撮影。



 その後、街の本屋さんに移動。
 久しぶりに市街地に出ましたが、街路樹の紅葉が綺麗で、また少しスナップしました。



 GRはやはりスナップに向いているので、紅葉を撮るには、やはり一眼の方がいいなと感じましたが、
それでも、なかなか綺麗な写真が撮れ、この日は天気が悪くて条件が悪かったので、
今後も、条件の良いときに、またGRで紅葉を撮ってみたいなあと思っています。

2019年11月16日土曜日

名前のない写真展

 先日「この写真展には名前がありません」という写真展を観に行ってきました。
但し、写真展の副題には「大きな喪失に耐えてのみ、新しい世界が広ける。」という副題がついています。

 写真展を観るにあたって持参したのはGRⅢです。
 写真展の開催者は、いつもの古本屋さんのMさんです。

 Mさんは、5年おきに何か新しいことをされることをポリシーとされており、 今の古本屋さんを
始められてちょうど5年経った日に、お店を一時閉店されて、今年は定期的に帰郷しつつ、
日本全国をバイクで旅されています。

 ただ、長期間お店を閉店されることに対して、多くの方から惜しむ声があり、今は数人のボランティアの方が
定期的に当番でお店の店番をされて、いつもの古本屋さんは、Mさんがいないときも、今は開店しています。

 今回の写真展は、そんなMさんが最初に旅に出られた九州方面で出会った風景を数点集めて展示された写真展でした。

 最初の写真は、写真展が開催された会場の入り口の案内掲示です。


 次の写真は、会場入り口から入ってすぐの場所から、今回展示された4枚の写真全体を見渡した光景です。
(展示写真を撮影してアップすることは、Mさんから許可を得ています。)
 

 それぞれの写真について、簡単な説明を。

 1枚目は、 大分県の国東半島に立つアントニー・ゴームリー像だそうです。


  次の写真は、教えていただいた場所をはっきり覚えていませんが、鹿児島のとある神社の境内の写真だそうです。
Mさん曰く「境内の厳粛(?)な雰囲気がすごくよかった」とのこと。


 次の写真は、奄美大島のとある岬から撮った朝景とのこと。
 遠景に見えるのは、2つの島だそうです。(請島と与路島でしょうか?) 

 個人的には、この写真の雰囲気が好きで、写真を見ながら、なんとなくそこにいるような気分になって、
しばらく見入ってしまいました。
 ちょうど連日の休日出勤後で、それまで仕事詰めだったためか、本当に解放的な気持ちになれました。

 今改めてみると、奄美大島は九州と沖縄のちょうど中間の位置にあり、そんな場所でひとり佇んで
朝景をみるのはどんな気持ちだろうと考えてしまいます。


 次の写真は、九州から種子島経由で屋久島に渡るときに使われているフェリーの写真だそうです。

 もともとはフェリーでなく、貨物船か何かだったそうで、別名幽霊船とも呼ばれていて、
やはり、なんともいえない雰囲気だったそうです。



 最後の写真は、この日わざわざ案内のためにお越しいただいたMさんと展示写真を見渡すようにして
撮影したロビーの雰囲気です。
 

 今回の写真展には名前がありませんでしたが「大きな喪失に耐えてのみ、新しい世界が広ける。」という
副題がついています。

  Mさんは5年間いつもの古本屋さんを経営されてきて、旅行にでるためお店を閉めることに、
多くの惜しむ声がありましたが、それを振り切って旅に出られました。
(最初に書いたように、今は交代制で店番の方が入られてお店は開店していますが。)
そういった、これまでの大切な日常を捨てることにより、新しい世界を見つけようとした旅でもあったようです。

 そうしてMさんがみつけた新しい世界の一端を、写真展で紹介していただき、自分もその世界を
少しだけ感じることができて、とても新鮮な気持ちになれた写真展だったように思います。

  改めて「大きな喪失に耐えてのみ、新しい世界が広ける。」という言葉は、良い言葉だと感じます。
いつかは自分も、自分の新しい世界を見つけてみたいなあと思いつつ、しかし煩悩にまみれた自分には
やはり無理かなあと考えさせられた写真展でもありました。

2019年9月7日土曜日

浜松ブルースフェスティバル

先日、いつもの古本屋さんのMさんが、外商部門「移民の歌」として古本を出展されるとのことで、
浜松ブルースフェスティバルに出かけました。

その時に持参したのはGRⅢです。
Mさんの様子を伺いに行くのが主目的でしたが、ブルースを聞くのは初めてだったので、その音楽を聞く楽しみもありました。

最初は少し離れたバス停からブラブラ会場に向かいました。





会場に到着。


到着して「移民の歌」のMさんと、しばしお話ししました。
次の写真は、Mさんと旧友のご夫婦の方のようです。


その後しばらく間、初めてのブルースを楽しみました。




 ブルースは、演奏スタイルが、基本的にJAZZとそっくりなので、JAZZ好きの自分には、すぐになじめました。

Mさんにその話をしたら「JAZZはブルースが発祥だから」とのこと。
またMさんいわく「ブルースの方が大衆的」とのことで、自分が「JAZZの方がまじめですね。」と
話をしたら「JAZZは生真面目。」とMさんに言われました。

当日、(近くでビールを売っていましたが)自分はアルコールは飲めませんでしたが、
JAZZにもブルースにもお酒が似合うように感じました。

JAZZの場合は、テーブルに座ってアルコール片手に、音楽を聴くのが似合いそうなのに対し、
ブルースは、ござに座っていっぱい引っかけながら聞くのが似合いそうです。
もし可能なら、来年は、ござに座っていっぱい引っかけながらもっとのんびり聞きたいと思います。

途中、会場でとある影が目に入って1枚撮影しました。


昨日発表され、採用されたGR川柳に「影を追い 見慣れたところ 別世界」という歌がありましたが、
まさに、自分にもしっくりくると感じる歌です。

2時間程度会場にいましたが、夕方予定があったので、引き上げることにしました。

また、帰りのバス停までブラブラ歩きました。



途中、少し喉が渇いたので、コンビニでアイス珈琲を買い、路地のテーブルに座って、当日撮った写真を現像しました。

最後は、現像しながら撮影した「コンビニアイス」の写真です。

2019年7月13日土曜日

GR meet 門司

先日、GR meet 門司に参加しました。

もしも機会があればGR meetには、一度参加してみたいという気持ちはありましたが、
今回は、ゲストに自分が尊敬する写真家で作家の藤原新也さんが来られるというので、
いても立ってもいられず、会場が門司にもかかわらず、申し込んでしまいました。

結果として、GR meet 門司に参加できたこと、藤原新也さんの故郷である門司港を散策できたこと、
藤原新也さんの写真とトークを聞けたことすべてが嬉しくて、本当によかったと思います。
すべてGRⅢを購入したことによるご縁で、写りも満足していますが、購入して本当に良かったです。
 
以下GR meet 門司の様子をアップしますが、前日、門司港を少し散策して写真を撮った後、
イベントの撮影会も門司港で行われたため、撮影会で撮影した写真に加えて、前日撮影した門司港の写真も
交えてアップしたいと思います。
写真は、自分の記念写真のようなものしか撮れませんでしたので、ご了承ください。

まずは、イベント会場の門司駅からみた海側の様子です。
海の向こうは下関です。


会場のBRICK HALLへ。




最初に、午前中の撮影会について説明があり、撮影会に同行してくださるという(藤原新也さんの愛弟子の)
戸澤裕司さんのご紹介とお話があって、撮影会場の門司港駅へ電車で移動しました。


門司港駅に到着。

最近は、現像処理はあとで考えながらすることが多いですが、この日は、その時の気分でイメージ(イフェクト)を
変えながら撮影し、あとでそのまま現像しました。

門司港駅。




戸澤さんやGR STAFFの皆さんのあとについて回りましたが、観光名所の港のあたりは避けて、
レアな場所に、たくさん連れていただきました。

バナナたたき売り発祥の地


皆さん、駅の港側を避けて、山の方へ向かいました。



線路を渡っていると、戸澤さんがいきなりうずくまって線路を取り始め、その様子をみんなで撮影していました。

あとで知りましたが、戸澤さんの左手前で撮影している方が、どうもリコーイメージングスクエア大阪の
GRofficialにも登場された朝倉さんらしいです。


朝倉さんが「みんなで戸澤さんの後ろに同じように並んで撮影しよう」と言われて、
自分は半分その気になっていましたが、実現しませんでした・・・。



最初は、栄町銀天街という商店街をブラブラ撮影。




ちょうど七夕の日だったので、七夕飾りも・・・。




皆さん途中で、アイスを食べたり、たこ焼きを食べたり、撮影以外の時間もとても和やかな雰囲気・・・。



このあたりは、港が近くにあるのに、山も近くにあるのが、とても落ち着く雰囲気だと感じました。




その後、中央市場へ。






当日は日曜日だったので、ほとんどのお店が閉まっていて残念でした。
次の写真は、シャッター街で、あるお店のご夫婦を戸澤さんが撮影されている様子。


中には、きれいなシャッターアートも。



少し古びていても、どこかモダンな雰囲気のお店。



中央市場を出て、港の方へ移動。


パンチパーマ発祥の店。
こちらもレアな場所です・・・。


そろそろお昼の時間で、名物「焼きカレー」のお店に入ろうとしましたが、もうほとんど満席で、
戸澤さんやスタッフの皆さんと別れて、自分は同じ参加メンバーの方と2人でお店に。


店内の雰囲気。


焼きカレー。
スタッフの皆さんが、お勧めの店と言われていましたが、とてもおいしかったです。


昼食を食べて、港の方で、一緒に食事をした方とブラブラ港の方を撮影しました。
(ここから先の写真には、前日に撮った写真も混じっています。)



一緒に食事をしたGRistであってα7R使いの方。
 (お名前を聞きそびれました・・・。)




藤原新也さんは、子供の頃、この港でよく釣りをされていたそうですが、どのあたりで釣っていたのだろうと
想像しながら撮影。



港のすぐ向かいに山が見えるのが、やはり落ち着きます。


旧大連航路上屋という建物に向かいました。
次の左側の白い建物です。


新旧比較写真。


藤原新也さんの「少年の港」という写真集には、終戦後、大連から引き上げてきた人たちの
とても興味深い話がありますが、その話を思い出しながら、しみじみと観察。

今の内装はとても綺麗で、何か映画のロケに使われたという衣装が飾られたりしていました。


昔は、次の欄干から、大連行の船を外をみながら待ちわびていたそうです。



写真は飛んで、また港町の雰囲気。
できれば、ここで地ビールを飲んでみたかった・・・。



はね橋。


北九州市大連友好記念館という建物で撮影。






再び門司港駅の方へ。



(ここからの写真は、イベント当日撮ったものだけです)

門司港駅。



トークイベント会場がある門司駅へ。



門司駅に「電気検測試験車」という電車が止まっていて、鉄道に詳しい方によると、
(特に上部のライト部分が?)とても珍しいそうです。




門司駅から、再びイベント会場へ。
BRICK HALL。


会場に着いたら、もう藤原新也さんが到着されていて、自分はドキドキしていました。
(会場の空気も、やはり張り詰めた感じでした・・・。)

最初は、写真家の津田直さんの写真とトークで、フィンランドとエストニアの人々にとっての
夏至という特別な日をめぐるお話でした。

夏至という特別な日は「ひかり」が特徴的で、それをGRⅢで上手くとらえられたといったお話でした。

次に、いよいよ藤原新也さんの写真を観ながらトークを聞きました。
みなさん写真を撮られていて、自分も我慢ができず、撮影してもいいか聞いて写真を撮らせていただきました。


 藤原新也さんの写真とトークは、大きく3つのカメラで撮影したパリのお話でした。

1つめはライカSLで撮影したパリコレの舞台裏の写真で、モデルさんの舞台裏の様子を見事に撮らえた写真でした。
やはり藤原新也さんだからこその本質を撮らえた写真という感じです。


2つめはライカモノクロームで撮影したパリの街並みの写真です。
ライカモノクロームはモノクロ専用機だからこそのできばえで、このカメラだとフィルムでなくても
満足のいくモノクロ写真が撮れると言われていました。

3つめがGRで、相手に気がつかれずに、相手の様子をスナップできるのが良いと言われていました。

GRのことも褒めていましたが、GRのイベントというのにライカをべた褒めで、さすが藤原新也さんだと少し笑えました。
ただ、ライカQになってから色合いが淡白になって、Qはすぐに手放したと言われていましたが・・・。

藤原新也さんは「最近の写真をみると、みんな自分の殻に閉じこもった写真が多いと感じる。」
もっと自分の殻を破って「例えば旅に出れば、自分のことは忘れて、旅先に同化するくらいに深く入り込めれば、
自分自身はひとまわり大きくなれるし、旅先の本質を撮らえることができる。」といったことを
言われていました。
そういった意味で、津田直さんの「自分を感じさせずに、フィンランドやエストニアを感じさせる写真」を
とても褒められていました。

確かにその通りだと思うのですが、自分には、いろいろな意味で、なかなか難しいと感じます。

他に、GRで相手に気がつかれずに撮るためには、構図も気にしないで、ノーファインダーで(液晶もみないで)
撮るのがよいと言われていました。
パリで、GRで撮られた写真もほとんどがノーファインダーとのこと。
極端なことを言われる方なので「グーグルマップのストリートビューの写真をみて、勉強したらよいのでは」とも
言われていました。(会場からは少し笑いが・・・)

いずれにしても「カメラメーカーのイベントに呼ばれて、写真を見せたり話をするのは、これが初めてだし、
今後も2度とないだろう。」と言われていたので、やはり本当に行けて良かったと思います。

その後は懇親会でした。

アルコールを含むドリンクを2杯まで無料で頂けるチケットをもらっていたので、
懇親会では、少しアルコールも飲みながら(おいしいおつまみ軽食をいただきながら)楽しむことができました。
(藤原新也さんにサインをいただくまでは、もちろんアルコールを控えていましたが・・・)

懇親会の様子も少し写真に撮りました。

藤原新也さんと、撮影会をご案内いただいた戸澤さん。


藤原新也さんは「最近は、俺も人に言われるままだ。」と言われながら写真を撮られていました。


このポーズ、何のポーズかと思いましたが「GRでノーファインダーで撮る時は、親指でシャッターを押すのがいい。」
と言われていたので、GRⅢで写真を写しているポーズだったみたいです・・・。


次は、ノーファインダー親指シャッターで撮影した写真です。
この写真だけ、藤原新也さんの視線をいただけました。


懇親会の和やかな雰囲気。


撮影会の時に高木さんという方といろいろおしゃべりして、藤原新也さんの話で盛り上がりました。

その時に「藤原新也さんにお目にかかりたくて静岡からきた」という話をしていたのですが、
懇親会で、藤原新也さんの近くで自分がおろおろしていたら「はやくサインをもらわないと」と、
高木さんが自分の背中を押してくださり、また「写真を撮ってあげるから」といって、自分のカメラで、
藤原新也さんと一緒に写真を撮ってくださいました。

自分にとって、高木さんは、まさに「恩人」です。

この場で、お礼を申し上げさせていただきます。
本当にありがとうございました。

懇親会の最後に、ミスターGR野口さんの挨拶がありました。


最後の写真は、会場に付属のカフェのようです。
ほんとうにお洒落なスペースだと感じます。



今回のブログは以上です。

最後に改めて、とても暖かく、楽しいイベントを企画・運営いただいたGRのスタッフの皆様、
戸澤さん、津田さん、藤原新也さん、そして高木さんにお礼を申し上げたいと思います。

本当にどうもありがとうございました。