2017年7月29日土曜日

温室のある公園

自分が暮らす浜松には、大きな花の公園が2つあります。
「ガーデンパーク」と「フラワーパーク」です。

自分はいつも入園無料のガーデンパークに行くことが楽しみで、単なるスナップ散歩のために出かけたり、
新しいレンズを購入した場合の試写などでは必ずガーデンパークを訪れ、ガーデンパークは、
自分にとって、自分の庭ともいえるような花の公園です。

ただ、この夏に限って「フラワーパーク」が無料で解放している(入園できる)という情報を入手したため、
本当に久しぶり(3年ぶり?5年ぶり?)に「フラワーパーク」を訪れることにしました。
ただ、暑くて公園を1周まわる気力がなかったため、 「フラワーパーク」にある温室に限って、
ぶらぶら撮影しようと出かけました。

撮影に持参したのは、K-1とDFA24-70mmとDA200mmです。
DFA24-70mmだけでもよかったのですが、「ひょっとすると蓮の花を撮影できるかも・・・」と期待して、
DA200mmも持参することにしました。

最初は、目的の温室が正面にみえて撮影した写真です。
ちょうど温室上空に入道雲が見えていました。
まじまじと入道雲をみたのは、今年初めてのような気がします。


ゲート付近に咲いていた薔薇(?)の花。
DAF24-70mmのボケ味は、いつみても単焦点なみに美しいです・・・。


 温室と温室前の噴水のあるプール。(多分泳いだら叱られますが・・・)


 温室に移動する途中で振り返って撮影したゲート方向の写真。


温室に入館。
温室に入って1枚目の写真を撮影。
そういえば、ここの温室は、やけに室内の装飾に工夫を凝らしていたことを、久しぶりに思い出しました。




自分の好きな「まだ手探りしている天使」ではなく、「まだ目隠ししている天使」。
しかし、どこか「まだ手探りしている天使」に通じるものを感じてしまいました・・・。


普通の蓮ではありませんが、熱帯蓮を発見してDA200mmで撮影しました。
そういえば、ここの温室は熱帯系の植物に限って、育てられていることを思い出しました。



次は、ランの花ですが、こちらも熱帯系のランなのでしょうか?
ランの花を見ると、いつも植物屋さんの「着生ラン」の花の写真を思い出していまいます。




この日は、特別「発光する苔」が展示されていて、ISO6400にて撮影。


最後の部屋は、メキシコ植物の部屋だったようですが、多肉植物(サボテン)を撮影。


最後に「星の王子さま」にでてくるバオバブの木を撮影して温室を出ました。


公園を出る前に、ゲート付近のお土産物屋さんと喫茶・軽食・レストランに寄りました。

今の時期、お土産物屋さんなどには、必ず「井伊直虎」を使った広告がみられます。


浜松は、いつも「徳川家康」を前面にだして町をアピールしていますが、本来ならば、家康よりも、
「井伊直虎」の方が、遠州地方にゆかりのある人物だという気がします。

軽食レストランで、アイスコーヒーを飲んで一休みすることにしました。


自宅ではエアコンは使用しない主義なので、涼しいレストランで、結構長い時間読書を楽しみました。
たいへん久しぶりに小説(池澤夏樹著「キトラ・ボックス」)を読みましたが、やはり小説はとてもワクワクします。

最後の写真は、お土産物屋さんでつい買ってしまった「紫陽花の押し花コースター」です。


とても涼しげな雰囲気で、暑い夏には、このコースターを使って、冷たい麦茶や緑茶を飲めればいいなあと
とても楽しみにしています。

2017年7月22日土曜日

汐見坂

海の日の頃に海に行こうと考え、どこに行こうか迷いましたが、結局少し遠いのですが、西隣の市にある
道の駅「汐見坂」にドライブもかねて行くことにしました。

一緒に持参したのは、K-1とDFA24-70mmとSIGMA APO70-300mmです。

道の駅「汐見坂」に到着し、まず最初に道の駅のお店で、「浜名湖焼き」と今年初めての「かき氷」を注文しました。


 「浜名湖焼き」は、道の駅「汐見坂」の名物だそうで、シラスをお好み焼きの生地でくるんで焼いたもののようです。


シラスの塩味とあいまって、たいへんおいしかったですし、とてもヘルシーな気がします。

しばし一服してから、道の駅から歩いて行ける海岸に向かうことにしました。
海岸に向かう途中の道端に咲いていた花が(特にその雰囲気が)本当に美しくて、望遠ズームで撮影。


海岸に到着。
海を正面から撮影して、少しぶらぶらしました。



東の方を眺めると、遠くに見える浜名湖大橋へつながる海岸の雰囲気がなんとも雄大に感じられました。

浜名湖大橋の一番高い位置の真下あたりが、浜名湖と海が唯一つながっている箇所で、
その向こうは浜松市、その手前は湖西市になります。


西の方を眺めると、渥美半島の付け根が見えていましたが、この日は砂が舞っていたためか、遠くまでは見えませんでした。


なんとなく海を眺めて満足し、しばらくして帰ることにしました。
途中浜辺に小さな花が咲いていて、なんとなく生命力の強さを感じて撮影。


DFA24-70mmの70mm側で撮影しましたが、花にかなり近づくことができ、アップで撮れることに改めて驚きました。

その後、駐車場の手前の屋根のある場所で、雀が3羽ほど、なんとも楽しげな仕草をしながら、とても大きな声で鳴いていました。
その様子があまりにも楽しそうで、撮影しようとレンズを望遠ズームに付け替えたら、その瞬間に3羽とも どこかに行ってしまいました。
人の近くにいながらも、決して人には心を許してくれないなあと、改めてがっかりした瞬間でした。
それにしても、東京の雀は、どうしてあんなにも人を恐れないのでしょうか・・・。

雀を撮れなかったので、たまたま子育てしていたツバメのおしりを撮影して、車で帰途につきました。


車での帰途で、まだ1度も入ったことのなかったドライブスルーのあるスターバックスコーヒーに立ち寄りました。

少しのんびりしようと、ドライブスルーでなくお店に入りましたが、お店の中は満席で、結局店外のテラス席でしばし読書をすることに。
最後は、スターバックスで今年初めて注文したアイスコーヒーの写真です。


 店外でも風が涼しく、アイスコーヒーもおいしかったです。

2017年7月15日土曜日

世界でいちばん美しい村

先日「世界でいちばん美しい村」という映画を観に、久しぶりに映画館を訪れました。

映画を観た後に、街中でスナップでも撮れればと持参したのは、Voigtländer Color-Ultron 50mm F1.8をつけたK-7です。

まず映画館前で、映画のポスターを撮影。


 映画館の入り口。


その後、映画を鑑賞しました。

映画は、2015年のネパール大地震に襲われたネパールの、特に震源地に近かったラプラック村に向かった
フォトジャーナリストである石川梵監督が、最初の支援を行った後に、しばらくしてから再度訪れ、
2年近くかけて撮影したラプラック村の様子を撮影したドキュメンタリーフィルムです。

映画を鑑賞後、監督の石川梵監督の舞台挨拶がありました。
石川監督が「どんどん写真を撮ってSNSで拡散してください。」とおっしゃっていたので、自分もバッグから
カメラを取り出して、その様子を撮影させていただきました。




映画の内容は、ヒマラヤの山中にあるラプラック村で、崩壊した村と、近くのキャンプで暮らす人々が
四季折々の天候の変化による厳しい自然の中で、常に自然への祈りを忘れずに、自然と折り合いをつけながら
人と自然の織りなす生活の様子を、人々の間での交流の様子も交えて描かれたものでした。

自然によりそって生活する様子や、和気藹々とした大家族の生活の様子は、自分には少し懐かしく感じられました。
田舎で育った自分にとって、自分が幼かった頃には、このラプラック村ような雰囲気が日本にもまだ残っていたような気もします。

いずれにしても、2時間という時間のなかで、ラプラック村の生活にどっぷりと浸って、とても苦しいにもかかわらず、
とても幸せな時間を過ごせた気がします。
そんなラプラック村の様子を「世界でいちばん美しい」と感じた監督の気持ちに、確かに共感できると感じた映画でした。
 
余談ですが、ネパールはアジアでもっともGNPが低く、経済的には貧しい国だそうですが、東日本大震災が起こったときには、
親身になって支援をしてくれて、(ネパールでは、自分のために何かをするのは恥ずかしいことだけれど、
誰かのために何かをすることは、何も恥ずかしくないという風潮があると監督がおっしゃっていました)
監督は、ずっとそのことを恩に感じておられたとのことで、
ネパールで地震が起こったときには、急いで10万円の募金を集めて2日後に現地入りされたそうです。
10万円でも、3トンもの食料を調達できたとおっしゃっていたことも印象深かったです。

舞台挨拶のあとは、石川監督のサイン会も開かれて、根っからのミーハーな自分は、喜んでパンフレットに
サインをしてもらって、握手までしていただきました・・・(^_^;。


 本当に、しみじみと鑑賞できるとてもよい映画ですので、機会がありましたらぜひご覧ください。

その後、久しぶりに街中で昼食を食べて、ドトールのアイスも飲みたくなって、ドトールにも出かけました。

(見た目にはわかりませんが)冷やしパスタと、ドトールのアイスです。



その後は、もうすぐに帰宅することにしましたが、帰宅途中になんとなく街中でスナップ撮影しました。






いつもながら、カラーウルトロンの描写には「ため息」が出ますし、ダイナミックレンジの狭いK-7との組み合わせも
抜群だと感じます。

最後は、現地の子供が書いてくれたという石川梵さんの似顔絵と、ラプラック村の(今回の映画では、後半の主人公だった)
本当にとてもかわいかったプナムちゃんの写真です。



 プナムちゃんの写真は、石川監督のお気に入りのショットだそうです。

2017年7月8日土曜日

今年最後のあじさいと伝説的なロックシンガー

こちらでは今日も穏やかな良い天気ですが、現在も九州北部で辛い思いをされている方々に、心よりお見舞いを申し上げます。

先日、いつもいく古本屋さん「八月の鯨」に出かけました。
途中にある、お城の公園の脇道にあじさいがたくさん咲いているので、今年最後の撮影になるだろうと思いながら
RIKENON50mmF2.0をつけたK-S2を持参しました。

最初は、公園に着く前の途中の道で見つけたあじさいの花です。


いつも通る元線路だった小道。


そういえば、この小道の右側は大きなお寺で、その境内に続く深い森林の道を、撮ったことがなかったと
気がつき、なんとなく撮影。


あじさいの咲く公園の脇道に到着。
もう萎れかかったものが多かったですが、あじさいの花をなんとなく撮影。




あじさいと一緒に咲いていたアガパンサスを、今年初めて撮影。



その後 「八月の鯨」に行く前に、脇道にそれて何枚かスナップを撮影。



  「八月の鯨」に到着。


到着したら、いきなり店主が店前に現れ、
「今から駅前で、自分の好きなロックシンガーPANTA(パンタ)さんの無料コンサートがあるから、一緒に観に行こう。」
と誘われ、一緒に自転車でつるんで、駅前に移動しました。

PANTA(パンタ)さんのこと、自分はよく知りませんでしたが、決して世間の表舞台に現れることはなかったようですが、
自分もよく知る有名な歌手に曲を書いてあげたこともあったりと、知る人ぞ知る伝説的なロックシンガーのようでした。
(ご興味がある方は、「頭脳警察」というバンドを組んでいた(いる?)ようなので、そちらでお調べください。)
そのオリジナル曲は反骨精神にあふれ、写真界でいえば、自分の好きな写真家、故福島菊次郎さんのような存在みたいです。

一時間あまりのコンサートを観ましたが、最初はオリジナル曲から始まり、みんなの知る曲も演奏してくれて、
とても楽しく過ごすことができた1時間でした。


周りで、写真やビデオを撮っている方がたくさんいたので、自分も動画を撮影しました。

「自分は、今まで決してこの歌を歌ったりしなかったけれど、最近は周りからの説得に折れて、たまに演奏することがある。」
とのPANTAさんのコメントがあって「イマジン」を演奏するということだったので、一曲分まるまる撮影させていただきました。

MFレンズでの撮影で途中でのAFも効かず、マイクも持参していなくて音もあまり良くないですが、
とても楽しくて、ほのぼのできる演奏ですので、お時間のある方はぜひご覧ください。



その後、楽しい時間を終えて、また 「八月の鯨」に戻りました。


お店では、店主と雑談しながら、また店内の写真を撮影させていただいたりしました。
RIKENON50mmF2.0で撮る室内撮影写真は、いつものことながらその描写にほれぼれしてしまいます。




 内田百閒の「冥途」という本が置いてあって、またいつか購入して読みたいと思いながら撮影。


しばらく雑談し、もう夕方から夜にさしかかった頃に帰宅することにしました。

最後の写真は、最初に寄った公園の脇道に咲いていた、まだ綺麗に咲いていたあじさいの花です。