2013年に開催された西加奈子さんの絵画展「食べあわせなんて知らないわ」の絵画が、
うなぎパイファクトリーで期間限定で展示されるという情報を入手し、改めてその絵画を見に行きました。
そのときに持参したのはDA35mmmacroをつけたK-3です。
最初は、うなぎパイファクトリーの前に停めてあったうなくん号です。
うなぎパイファクトリーというのは、一般観光客が見学できるうなぎパイ工場です。
次はうなぎパイファクトリーに展示されているうなぎパイの製造工程です。
次は、実際の製造現場風景です。
製造現場を見学する一般客の人です。
この場所の横に、西加奈子さんの絵画「食べあわせなんて知らないわ」のうめちゃんとうなくんの5点作品が展示されていました。
2013年の絵画展の写真もZorgにアップしたことがありましたが、そのときはギャラリー展示だったため、
絵画の詳細はわからないようにハードモノクローム処理をして、雰囲気だけがわかるようにしましたが、
今回は完全にオープンスペースでの展示でしたので、撮影した5点作品全体の写真をそのままアップいたします。
改めてみてみて、その出来栄えやセンスがほんとうに素晴らしいと感じました。
小説だけでなく、こんな絵画が描けるのがすごいと思います。
「食べあわせなんて知らないわ」には、梅干になる前の梅の実のうめちゃんが、うなぎのうなくんに手紙を書くという
少し童話のような話がかかれた小冊子がついています。
この絵画の真ん中下のほうにも、その一説が抜粋されていますので、ここでも、うなくんが印象的に感じた
うめちゃんの手紙の一説を抜粋して紹介したいと思います。
「わたくしたちは、たくさんの、いのちのかたちになって、いつか、にんげんを、たべてやりましょう。
そして、こういうのです。たべあわせなんて、しらないわ。」
人が勝手に食い合わせが悪いと言っているうなぎと梅干について、うめちゃんの「しかえししてやりましょう 。」
というような話です。
この小冊子の童話のような話も、短編ながらとても印象的な素敵な文章で、改めて読み直して、なんとも気持ちがすがすがしくなりました。
絵画をみたあとは、また表に出て、うなぎパイジェラートを食べました。
ジェラートアイスの上に、うなぎパイをまぶしたおやつです。
うなぎパイとジェラートアイスの組み合わせは絶品で、こちらは食べあわせとは正反対でしたが、
いつかは、自分も「うなくんの仕返しにあうかもしれない」と思いながら、帰宅することにしました。