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2017年10月8日日曜日

ブランカとギター弾き

先日、とても楽しみにしていた「ブランカとギター弾き」という映画を観に、久しぶりに街にでかけました。

映画を観るのも久しぶりですが、街に出かけるのも久しぶりで、久しぶりの街撮りように持参したのは、
自分にとっては定番のRIKENON50mmF2.0をつけたK-S2です。

最初は、街中のお洒落な飲み屋のウィンドウです。
こんなお洒落なお店で呑んでみたらどんな感じかと、いつものように想像だけして楽しみました。




次のお店も飲み屋でしょうか?
もちろんお肉の方が合うとは思いますが、野菜をたらふく食べながら呑んでみたいとも思います。



RIKENON50mmは、室内撮りのボケ味がいちばん好きですが、これくらいの距離での、
ポイントと背景のなだらかなボケ具合との組み合わせも美しいと感じます。



「北雪」という文字が、光り輝いているように感じられるウィンドウ。


公衆電話越しの光景。


その後、昼食をとってから映画館へ。
いつものシネマイーラでの「ブランカとギター弾き」のポスターです。


最近は、ドキュメンタリーフィルムしか観ていなかったため、久しぶりのフィクションの世界に
どっぷりつかって楽しむことができました。

フィリピンの貧民街を舞台にした、孤児の女の子ブランカと、盲目のギター弾きピーターを中心に
繰り広げられる物語です。
フィクションなので、ハラハラドキドキする場面もはらみつつ、場面場面で 挿入される印象的なシーンに
何度も胸が熱くなりました。
特に、途中でブランカの歌う挿入歌には、ほんとうに感動しました。
(歌は、フィリピンのフォークダンス曲「カリノサ」に、長谷井監督が歌詞をつけたもののようで、
映像を含め監督の才能と感性が本当に素晴らしいと感じます。)

映画を観た感想をまとめると、人には様々な境遇がありますが、どのような境遇の中でも、
自分らしく前向きに生きたいと感じさせてくれる映画だと思います。

たぶんこれまでに観た(アニメを含む)フィクションフィルムでいちばん感動した映画で、
DVDになれば必ず購入したいと思いますし、ブランカが歌う挿入曲「ホーム」も購入できるなら購入したいと思いました。

映画を観た後は、その余韻に浸りながら最後に、館内のポスターをなんとなく撮影。


帰りにいつもの古本屋さんに寄って、映画の話などを店主とおしゃべりしてから帰宅しました。

2017年7月15日土曜日

世界でいちばん美しい村

先日「世界でいちばん美しい村」という映画を観に、久しぶりに映画館を訪れました。

映画を観た後に、街中でスナップでも撮れればと持参したのは、Voigtländer Color-Ultron 50mm F1.8をつけたK-7です。

まず映画館前で、映画のポスターを撮影。


 映画館の入り口。


その後、映画を鑑賞しました。

映画は、2015年のネパール大地震に襲われたネパールの、特に震源地に近かったラプラック村に向かった
フォトジャーナリストである石川梵監督が、最初の支援を行った後に、しばらくしてから再度訪れ、
2年近くかけて撮影したラプラック村の様子を撮影したドキュメンタリーフィルムです。

映画を鑑賞後、監督の石川梵監督の舞台挨拶がありました。
石川監督が「どんどん写真を撮ってSNSで拡散してください。」とおっしゃっていたので、自分もバッグから
カメラを取り出して、その様子を撮影させていただきました。




映画の内容は、ヒマラヤの山中にあるラプラック村で、崩壊した村と、近くのキャンプで暮らす人々が
四季折々の天候の変化による厳しい自然の中で、常に自然への祈りを忘れずに、自然と折り合いをつけながら
人と自然の織りなす生活の様子を、人々の間での交流の様子も交えて描かれたものでした。

自然によりそって生活する様子や、和気藹々とした大家族の生活の様子は、自分には少し懐かしく感じられました。
田舎で育った自分にとって、自分が幼かった頃には、このラプラック村ような雰囲気が日本にもまだ残っていたような気もします。

いずれにしても、2時間という時間のなかで、ラプラック村の生活にどっぷりと浸って、とても苦しいにもかかわらず、
とても幸せな時間を過ごせた気がします。
そんなラプラック村の様子を「世界でいちばん美しい」と感じた監督の気持ちに、確かに共感できると感じた映画でした。
 
余談ですが、ネパールはアジアでもっともGNPが低く、経済的には貧しい国だそうですが、東日本大震災が起こったときには、
親身になって支援をしてくれて、(ネパールでは、自分のために何かをするのは恥ずかしいことだけれど、
誰かのために何かをすることは、何も恥ずかしくないという風潮があると監督がおっしゃっていました)
監督は、ずっとそのことを恩に感じておられたとのことで、
ネパールで地震が起こったときには、急いで10万円の募金を集めて2日後に現地入りされたそうです。
10万円でも、3トンもの食料を調達できたとおっしゃっていたことも印象深かったです。

舞台挨拶のあとは、石川監督のサイン会も開かれて、根っからのミーハーな自分は、喜んでパンフレットに
サインをしてもらって、握手までしていただきました・・・(^_^;。


 本当に、しみじみと鑑賞できるとてもよい映画ですので、機会がありましたらぜひご覧ください。

その後、久しぶりに街中で昼食を食べて、ドトールのアイスも飲みたくなって、ドトールにも出かけました。

(見た目にはわかりませんが)冷やしパスタと、ドトールのアイスです。



その後は、もうすぐに帰宅することにしましたが、帰宅途中になんとなく街中でスナップ撮影しました。






いつもながら、カラーウルトロンの描写には「ため息」が出ますし、ダイナミックレンジの狭いK-7との組み合わせも
抜群だと感じます。

最後は、現地の子供が書いてくれたという石川梵さんの似顔絵と、ラプラック村の(今回の映画では、後半の主人公だった)
本当にとてもかわいかったプナムちゃんの写真です。



 プナムちゃんの写真は、石川監督のお気に入りのショットだそうです。

2016年12月30日金曜日

この世界の片隅に

先日、「この世界の片隅に」という映画を観に、久しぶりに街に出かけました。
久しぶりの市街地散歩の相棒として、リケノン50mmF2.0をつけたK-S2を持参しました。

最初の写真は、映画館にあった映画のポスターです。


映画は、クチコミでたいへん良いとの情報を得て観ることにしましたが、戦争中の日常の中にわが身を置いた気分で、
それが、自分にとっても身近な場所の(それも自分が生まれる少しだけ昔の)出来事であるだけに、
より切実に感じられたように思います。

ただ、自分はこういった日常に、昔の出来事というよりは、今この時にも爆撃を受けているかもしれない
例えばアレッポなどの状況に、思いをはせてしまいました。

映画を観終わった後は、少し市街地を散歩しながらスナップ撮影しました。











写真については、今回の現像では、モノクロ処理及び少しレトロな処理をメインに行ないましたが、どのような処理を行なっても、
お気に入りのリケノン50mmらしい描写で、またモノトーンやレトロな雰囲気も、とてもよく似合うと感じました。

最後は帰り道に通った、いつものトンネルの出口で撮影した写真です。
もうすぐ迎える新年を、なんとなくトンネルの出口のイメージと重ね合わせてみました。


2017年は、どんな年になるのでしょうか。
みなさま、どうか良いお年をお迎えください。

2015年11月14日土曜日

セバスチャン・サルガド(THE SALT OF THE EARTH)

セバスチャン・サルガド(THE SALT OF THE EARTH)という映画を観に出かけました。
映画のお供には、スナップ用にキットレンズをつけたK-S2を持参しました。

最初は、映画館までのスナップです。

紅葉を背景にしたベゴニア


アジアンレストラン「ガルーダ」

人気のあるケーキ屋さん

雰囲気のあるウィンドウの雪模様

この前、初めて入ったPUBLIC CAFE BAR 「PARK/ING」

いつものポスター

ちょっと怪しげな雰囲気の看板

映画館に到着。

感想はあとで書くとして、この後映画を観て、あまりのスケールの大きさに圧倒されて、ため息をつきながら、館内の雰囲気を撮影しました。







「ウィヴィアン・マイヤーを探して」のポスターもありました。



セバスチャン・サルガド(THE SALT OF THE EARTH)を観た感想ですが、短い文章ではとてもとても書ききれませんが、
セバスチャン・サルガドという人物、その人生、写真家、その写真等のすべてが、あまりの器の大きさに、本当に圧倒されてしまいました。

また、その写真を見ただけでは知ることのできないセバスチャン・サルガドのあまりに広くて深い世界を掘り下げて描いたヴィム・ベンダース監督も
改めてすごいと思いました。

人間の極限とも思える狂気から始まり、人知を超えた地球(大自然)の広さと深さを知るに至るまで、
まさにとてつもないと感じられる時間と空間を、ヴィム・ベンダース監督とともに旅をした気分です。
逆に言えば、自分の住む世界やこれまでに知っていた世界の、あまりの狭小さに改めてがっかりもさせられました。

あくまでも個人的な意見ですが、写真を撮る人にも、撮らない人にも、必見の映画だと思います。

映画を観終わったとき、少しありきたりですが、
「たとえ明日世界が滅びようとも、私は今日林檎の木を植える。」
という言葉を思い出しました。

最後に、改めて映画の公式サイトと公式トレイラーのURLを記載いたします。

<オフィシャルサイト>
http://salgado-movie.com/

<オフィシャルトレイラー>
https://www.youtube.com/watch?v=OivMlWXtWpY