ラベル ソフトレンズ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ソフトレンズ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2017年6月17日土曜日

ソフトで撮る紫陽花

先日、Momonaniさんがソフトレンズで撮影された紫陽花の花の写真を拝見して感銘を受けたため、
自分もソフトな描写が可能なレンズで紫陽花を撮ろうと試みました。

使用したのは、Achromat F2.9 64mmをつけたK-1です。
Achromatレンズは解放ではソフトですが、今回わずかなソフト効果を得られるF4.0絞りと、スノー絞りも使用しました。

最初は「紫陽花の小道」に到着する前に撮影したスナップです。

この時期にだけ花を開くと知った白い葉っぱが特徴のシロタエギク。


サルビアの花。


水面に浮かぶ水草の葉っぱ。


クレマチス。


深紅の薔薇。


「紫陽花の小道」に到着。


あとは、解放、F4.0絞り、スノー絞りを使い分けて、色々な紫陽花の撮影を試みました。












最後に、秋にはとても綺麗な紅葉を見せてくれるラクウショウの若葉の緑がとても美しくて、
その若葉をソフト(解放)で撮影して、帰途につきました。


2017年3月11日土曜日

ユニークな描写を求めて

本日震災から6年が経過しましたが、被災された方々、未だ復興の途上にある方々に対して、
改めて心よりお見舞い申し上げるとともに、自分自身を改めて戒めたいと思います。

ユニークな描写を求めて、先日Lomography Achromat Art Lens 64mm F2.9を入手したので、K-1とともに
いつもの花の公園に試写に出かけました。

最後にこのレンズをK-1につけた写真をアップしますが、解放ではソフトな描写、標準絞りを使えばシャープな描写、
付属の特殊(ルミエール、アクリエール)絞りを 使うとユニークなボケ味を楽しめるとてもユニークなレンズです。

今回、どの絞りを使ったかなどがわかるように記載して、以下写真をアップいたします。

アクリエール絞り

ルミエール絞り

アクリエール絞り

標準絞り

標準絞り

 解放
 


 解放
 
 標準絞り

 アクリエール絞り

 アクリエール絞り

 アクリエール絞り

あえてピントを外せば、ちょっとデザインチックな描写も楽しめそうです。

 アクリエール絞り

 標準絞り

 アクリエール絞り

 解放


 標準絞り

こういう描写は好みが分かれるところだと思いますが、自分はこんなキワモノレンズが大好きで、
いっぺんに気に入ってしまいました。
今後は、被写体や現像処理を変えたりして、いろいろ試しながら楽しみたいと思います。

最後に、 Lomography Achromat Art Lens 64mm F2.9をつけたK-1の写真をアップいたします。


外観はあまりかっこよくありませんが、真鍮が渋い色になるまで、使い込めればいいなあと思います。

2016年10月9日日曜日

イーハトーブ(花巻編)

先日、幸いなことに「いわて国体」を観戦に行くことができました。
その観戦の合間にではありますが、少しだけ観光をすることができました。
最初は、宮沢賢治の故郷である花巻です。
この時に持参したのは、キットレンズをつけたK-S2と、宮沢賢治の心象風景と少しマッチしないかと考えてのFA28mmsoftです。

前置きが長くなりますが、自分にとって「雨ニモマケズ」は今でも座右の銘であり、それほどたくさんの作品を知っているわけではありませんが、
宮沢賢治の生涯にもその作品にも、自分はたいへん惹かれています。
今回、初めて花巻を訪れることができることになったため、行きの電車の中では、宮沢賢治の学生時代から
病床にあった晩年までの生涯にわたって書かれた 宮沢賢治による主な手紙と詩、短歌を集めた本を読み、
ちょうど本を読み終えた頃に花巻に到着しました。

自分は学生時代に、画家のゴッホが好きで、「ゴッホの手紙」全3巻をよみ、若いゴッホがバイブルにその身を焼かれたように
自分も「ゴッホの手紙」に身を焼かれたように感じたことがあります。
今回宮沢賢治の手紙を読み、若き日の希望に満ちた熱情の日々から、(ゴッホの場合は「てんかんの発作」に悩まされた)
晩年の病床期まで、結構イメージが重なるところがありました。
(ゴッホにとってのパリ時代が宮沢賢治にとっての東京時代に、ゴッホにとってのアルル時代が宮沢賢治にとっての
花巻農学校~羅須地人協会時代にあたるでしょうか・・・。)
ゴッホはバイブルに身を焼かれましたが、宮沢賢治が法華経に身を焼かれたのも似ているように感じます。
但し、その作品については、ゴッホの作品がその生涯と密接に関係しているのに対し、宮沢賢治の場合、
その作品は生涯とはかけ離れていて、とても軽やかな夢のような心象風景が比較的に多かった点が、ずいぶん異なるように感じます。


前置きがかなり長くなりましたが、最初は新花巻駅前にあった「銀河鉄道」のモニュメントです。


次は、駅から宮沢賢治記念館に移動する途中で撮った釜石線の線路の風景です。
そののどかで爽やかな秋の風景に、本当に癒されるように感じました。

自分にとっては、始めて撮影した「ゆる鉄」写真のような気もします。


その後、汗だくになって階段をのぼり、宮沢賢治記念館近くに到着。
まずは、以前里人さんに紹介していただいた記念館前にある「注文の多い料理店」に入って食事をすることにしました。

次は「注文の多い料理店」(山猫軒)の写真です。



山猫軒では、すいとんセットをいただきました。
地元の食材を使ったすいとんも、味噌おにぎりもたいへんおいしかったです。


ちょっといっぷくした後、宮沢賢治記念館に入りました。


宮沢賢治記念館では、特別に新しい情報は得られませんでしたが、宮沢賢治の「体の奥から、どんどん満ちあふれるような」心象風景が、
原稿用紙上で、どんな風に書きつづられていたのかを、原稿用紙のコピーで知ることができたのが、
たいへん興味深かったです。

また小説「ポラーノの広場」の、宮沢賢治の花巻農学校教師時代に、演劇用に脚本化された原稿があって、
花巻農学校教師時代の学生達との楽しい思い出が想像されて、少し嬉しい気持ちになりました。

次は、宮沢賢治記念館を出て、記念館の横から花巻の街並みを見おろした風景です。


次は、記念館の敷地にあった「よだかの星」のモニュメントです。



「よだかの星」を涙なしに読めないのは、きっと自分だけではないはず・・・。

その後、記念館横の階段をおりて「宮沢賢治イーハトーブ館」の方に向かいました。


途中で、宮沢賢治の設計図をもとに再現製作された「南斜花壇」と「日時計花壇」の風景を撮影。



宮沢賢治が時々自分のトレードマークのように書いていたという「ふくろう」のモニュメントとシュウメイギクの写真です。



最後に「宮沢賢治イーハトーブ館」に入りました。


こちらでは、入館無料であるにもかかわらず中に大きな映画館があって、「今から『注文の多い料理店』の上映をしますので、
どうぞみていってください。」
といわれて『注文の多い料理店』のアニメを楽しむことができました。

最後は、上の写真にも写っていますが、宮沢賢治のシルエット像です。


このシルエットには、しびれてしまいました!!
そんな訳で、この日は宮沢賢治の世界をほんとうに満喫することができた1日でした。

「イーハトーブ」は盛岡編へと続きます・・・。