そんな訳で、最近は使わなくなった、PENTAXで一番最初のデジタル一眼レフカメラist-Dに(もともとの予定通り)つけて、
試写に出かけました。
試写の場所は、いつも試写を行なう花の公園です。
今回入手したIndustar 50mm F3.5は、最初ロシアで新品の生産を再開したのかと思っていましたが、
レンズに記載のシリアル番号から、1982年製造のレンズであるとわかりました。
ist-Dを使用するのは(12年来の付き合いですが)なんと7年ぶりでした。
久しぶりに使用して、そのモニターの小ささに驚き、写真を撮ってもちゃんとピントが合っているかどうか
その場で確認できないことに、なんとなくフィルム時代を思い出し、「デジタル一眼レフカメラも、最初は
こんな感じでフィルムから移行したのだなあ。」と、感慨深く思いながら撮影しました。
今回はとてもよい天気で、なんとなく夏空をバックに花を中心に撮ってみようと考えながら撮影しました。
最初の写真は夏空(入道雲)をバックにしたキバナコスモスです。
夏とはいえ、キバナコスモスをみると秋の訪れを感じざるをえませんでした。
あとは、花を中心に、夏らしく感じた風景を、なんとなく試写しました。
自宅に帰ってから、最新現像ソフトで現像しましたが、その色合いがなんとも穏やかで、どの写真をみても
ノスタルジックな雰囲気を感じてしまいました。
レンズそのものは、噂通りにかっちりとしたシャープな写りをしてくれると感じましたが、レンズの発色のためか
たいへん古いセンサーのせいかわかりませんでしたが、撮影された写真は、とてもノスタルジックに感じてしまいました。
最初意図したギラギラした夏は写せませんでしたが、こんなノスタルジックな夏もいいかなといった印象です。
ノスタルジックな雰囲気という意味では、花の写真よりは、次のベンチの写真のほうが、
ノスタルジックな雰囲気にとてもマッチしていると感じました。
実は、ベンチに子猫が寝ているとは全然気がつかずに撮影し、自宅で現像してから子猫に気がついた始末です。
この写真も、本当はもう少しノスタルジックな感じの現像を行なえばよかったかも・・・。
しかし、写りがノスタルジックなので、これでいいかなとも思います。
最後は、Industar 50mm F3.5をつけたist-Dの写真です。
今後も、 Industar 50mm F3.5の写りを生かしてist-Dで写真が撮れればいいなあと思います。