2014年7月13日日曜日

聖地フォーラム

先週、息子の応援に東京に出かけ、息子の所属するチームが負けてしまった後、そのまま帰途につかずに、
昔から、自分が勝手に「聖地」と呼んでいるPENTAXフォーラム(現リコーイメージングスクエア)に初めて立ち寄ることができました。

ちょうど4年前にも、息子の応援のために東京に出かける機会があり、そのときにもPENTAXフォーラムに立ち寄ったのですが、
(その時は、まだリコーイメージングスクエアに改称されていませんでした。)
 ちょうど休業日だったため、中に入ることができずに残念な思いをしましたが、今回ようやく中に入ることができました。

まずは、外から見た全体写真です。


フォーラムの入り口には、PENTAXの歴代のさまざまなカメラが展示されており、それらを眺めて楽しんでから、中へと入ることにしました。


フォーラムに入って、最初に中の2つのギャラリーで開催されている2つの写真展を見ました。
ともにネイチャーフォトでしたが、一方は砂漠をもう一方は日本の自然をテーマにしたものであり、共に美しい写真を楽しむことができました。

しかし、ギャラリ-内では写真撮影禁止で、残念ながら写真を撮ることはできませんでした。

次にフォ-ラム内のサービスセンターに移動しました。
受付の方に確認したら、サービスセンター内は、他のお客様が写り込まなければ、写真撮影OKとのことで、
フォ-ラム内の雰囲気写真を何枚か撮影させていただきました。




645Dは購入予定がないため、外から眺めただけでしたが、実物が展示されているのをみたのは初めてだったので、
せっかくなので、実際に触ってファインダーをのぞかせてもらえばよかったと後から後悔しました。

しかし、ちょうどこの日の2週間前に販売が開始された、防水型の新しい双眼鏡が展示されており、その実物を直接触ることができ、
実際に手にとって、使い心地を確認することができました。



今後の野鳥撮影時に、一緒に野鳥観察も楽しむため、10倍×30mmの方のポロプリズム型双眼鏡を、
近いうちに購入することを検討中で、実際に、実物を直接確認できたのはありがたかったです。
(8倍にするか、10倍にするか迷っていたこともあります・・・)
この双眼鏡を手に入れたら、天竜川のダム湖あたりで、対岸から見ることが出来るというヤマセミを観察することを計画しています。

このあと、サービスセンターの修理受付でK-3の調子を見てもらうことにしました。
というのは、K-3の売りのひとつである8.6万画素の測光センサーを用いたマルチパターホワイトバランスの調子が
最近悪いと思っていて(赤かぶりしてしまうという現象があり)、修理受付でいちどみてもらうことにしました。
そうしたら、それはホワイトバランスの微調整設定が、マゼンダよりにシフトしているというだけの現象で、
自分が知らないうちに、 微調整設定を誤って変えてしまったのが原因というたいへん恥ずかしい話でした。
しかし、とりあえず問題はなくてほっとしました・・・。

その後、もう少し中でのんびりしていたくて、中には主に写真集の本棚があり、そこで気になる写真集などを探しました。


本棚には、今まで見たことがなかった植田正治さんの写真集もあり、ぱらぱらと見ていましたが、それ以上に見てみたかった
中井精也さんのサイン入りの「1日1鉄」写真集がおいてあり、それをじっくりと見ることにしました。


中井精也さんの「1日1鉄」は、毎日サイト上でチェックしていますが、写真集というまとまった形でみたのは初めてでした。
そんな(もちろん鉄道を中心とした)さまざまなテーマの写真を見ていたら、思わず胸に熱いものがこみ上げてきてしまいました。

結論としては、本当にとても良い写真集でした。

それにそれぞれの写真については、全ての写真で、その写真を撮影した機材(含レンズ)や、そのときの詳細な撮影データを
確認することができます。
写真を見る人に、知りたい情報をもったいぶらずに教えてあげるという中井精也さんの自信とサービス精神を垣間みる思いがしました。
それらをみながら、改めて「写真は何で撮るかというよりは、その機材で何を撮るか」が大切だなあと、
当たり前のことを、改めて認識しました。
4,500円と値段が高いので、すぐには購入できませんが、いつかは購入しようと心に決めていました。

そんなこんなで、とても楽しい貴重な時間をPENTAXフォーラムですごすことができ、とても満足して
PENTAXフォーラム(現リコーイメージングスクエア)を後にしました。

その後は、そのまま自宅への帰途につきました。

最後に、東京駅で新幹線に乗り込みながら、「自分が東京に来るのは、これが最後かもしれないなあ」という考えが
ふと頭をよぎりました。

それは、これまでに感じたことのない、何か自分の予感のようなものでした。

しかし「仮にそうなっても、もう思い残すことは何もないなあ」といったことを思いながら、今回の充実した旅行を終えて、東京を後にしました。

2 件のコメント:

  1. こんにちは!
    ペンタックスの聖地巡礼!楽しそうですね!
    私も実は隠れペンタックスファンなのです。初めて使った一眼レフはAsahi Pentax SVというスクリューマウントの
    カメラでしたよ。布幕シャッターの柔らかいシャッタ音やTakumar 55/1.8の鮮鋭な描写がお気に入りでした。
    今でもPentax 6X7と55mmから200mmまでのセットを保有していますよ。現在、写真部の学生さんに長期貸し出し中
    なのです。これは中判フィルムカメラウイルスを部員さんにまき散らすという企みでもあります。

    ところで双眼鏡を購入されるとのこと!これは大賛成ですよ。倍率が8Xと10Xでご検討中とのことですが
    個人的には視野の広い8Xがお勧めします。枝に止まっている鳥さんが飛んで行く時に視野の広い双眼鏡ならば見失う
    ことが少ないはずですよ。私も野鳥撮影に出かける時はNikon Monarch 7 8X42mmが手放せません。

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    1. 里人さん、どうもこんばんわ!!
      里人さんから「隠れペンタックスファン」とのコメントをいただき、本当に嬉しく思います。
      それで、初めて使った一眼レフはAsahi Pentaxのスクリューマウントカメラだったとは・・・。
      またそれが布幕走りだなんて、(自分はそういうシャッターの存在すら知りませんでした・・・(^_^;。)
      さすがというか、すごいですね!!
      Takumar 55/1.8の描写のよさは、いろいろなところで目にして、いつか購入してみたい気もしております。
      自分は祖父の形見でもらったのがPENTAX MV1で、それがはじめての一眼レフでした。
      それ以来、自分はずっとPENTAXを使い続けております。(K-マウントのRICHOのフィルムカメラも使いましたが・・・)
      PENTAXは、NIKONのように、時代の最先端で、その機能や信頼性によって、プロの信頼を得続けてきたようなメーカーでは
      ありませんが、自分のイメージでは、その時代の熟成された技術を(他メーカーよりは数年遅れても)、
      惜しみなくつぎ込んだカメラを、とてもリーズナブルな価格で発売してくれる、とてもユーザーフレンドリーなありがたいメーカーで
      (もともとは、K-マウントの縛りから使い続けている部分もありますが)自分にとっては、とても親しみやすい大好きなメーカーであります。
      そんなPENTAXの拠点ともいえるフォーラム(まさに聖地ですね!!)を、存分に楽しんで参りました・・・(^_^)。

      また、双眼鏡は10×よりも、8×のほうがお勧めですか・・・。
      当初の想定が、広いダム湖の対岸にヤマセミさんが住んでいるとの情報を得て、その観察を考えていたため、
      10×にしようかとも考えていましたが、10×は手持ちで使用できる限界との記載もあり、
      やはり8×のほうが、広い用途で、使いやすそうですね。
      いつも貴重な情報をいただき、本当にありがとうございます。
      里人さんは、Nikon Monarch 7 8X42mmをお使いだとか・・・。
      少し調べましたら、その性能はもちろんのこと、対物42mmで見やすそうですし、それで重量も650gととても軽量で、
      さすがに、色々な経験から、良いものを選ばれていると、とても感心いたしました。
      今回も、経験豊富な里人さんのご助言に従い、自分もやはり8×に決めたいと思います・・・(^_^)。

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