2014年7月26日土曜日

いつもの公園で・・・。

1ケ月ほど前まで花博が開催されていた公園が、花博終了後また開園したので、いつもの公園に行く感覚で、
久しぶりにいつもの公園に写真を撮りに行ってきました。

今回は、写真を撮りにいく目的がいくつかあったように感じたため、時系列ではなく、その目的別にアップいたします。

まずは、いつもの公園で、花博が終了後のこれまで同様な、この季節の夏を感じたいと思って撮った写真です。

最初は、公園入り口付近で、シロツメクサの中で何かを探すふたりの子供たちの写真です。
何かいいものがみつかったかな・・・。


次は、花博期間中は人ごみだらけだったのが、これまでのように閑散として、「まるで自分のお庭に戻ったようだ!!」と
思いながら撮った1枚です。


 次は橋の上から撮った公園の中央を流れる川の橋から撮った、中国庭園などの風景写真です。


モアイくんも花飾りは外されて、いつものモアイくんに戻っていました。


この公園は海(浜名湖)に接しているため、夏の海の風景を撮りたいと思って撮ってみました。



今回もメインはK-3での撮影でしたが、今回K-7+カラーウルトロンも持参しました。

次は、K-7+カラーウルトロンで撮影した、いつもの公園の風景写真をアップいたします。





これらの写真を撮って感じたのは、カラーウルトロンは、これまでこの公園で撮った、PENTAXレンズ・リケノンレンズと比較して、
ピントの合った箇所も、その前後のボケ具合も、少し違う雰囲気だなあと感じていました。

次は、 K-7+カラーウルトロン(F2.8)で撮った写真と、K-3+FA43mm(F2.4)で撮った写真の比較写真です。
前者がカラーウルトロン、後者がFA43mmです。




自分は経験が少なく、PENTAXかリケノンしか使ったことがありませんが、 これら写真で感じたことは、
カラーウルトロンは、ピントのあった位置から前後ボケまでの、ボケ具合の階調が比較的緩やかで、
その結果、とても豊かな階調になっているように感じました。



これらの写真も花だけが、突出して浮き上がって見えないかわりに、全体として柔らかな雰囲気になっているような気がします。

こういったピントの合った箇所の精緻な描写と、ボケ具合の階調の豊かさのバランスが 、
結果として、少しノスタルジックな印象を演出してくれているのかもしれないと感じました。
いずれにしても、K-7+カラーウルトロンは、色々な場面で自分好みの絵を出してくれることがわかったので、
サブというよりは、もうひとつのメインシステムとして今後も大活躍してくれそうです!!

(自分はこれ以上M42マウントレンズ(ドイツレンズ)を増やすつもりは、さらさらありませんが)
今回カラーウルトロンを購入したことは、本当に本当によかったと、改めて満足しました・・・(^_^)。


最後は 、先日里人さんの多重露光写真を見て、自分も撮ってみたいと考えて撮影した多重露光写真をアップいたします。

最初の写真は、ずいぶん昔に撮影してZorgにアップしたことがある、多重露光の「シューティングスター」という写真です。


この写真を撮ったときには、この写真を見た方が、とにかく「多重露光で撮った」とわからないように意図して
撮影した記憶があります。
そのころは、多重露光は邪道であるように感じていたからかもしれません・・・。

次は、多重露光を意図せずに、偶然モアイくんとアスファルトを重ねて撮ってしまった写真です。
意外とマッチしていて、なんともいえない雰囲気がなんともいえません・・・(^_^;。



次は、橋の風景に花を添えてみようと意図して撮影した写真です。


次は、昔Zorgに「夢の扉」というタイトルでアップした扉の写真に、夢の雰囲気を添えようと意図して、花を加えてみた写真です。


これらの写真は、いかにもという意図がみえみえで、結果としては、あまり良い写真にならなかったと感じています・・・(^_^;。

次は、花に花、あるいは、花に葉っぱを、なんとなく重ねてみた写真です。



雰囲気を重ねて合成効果を意図する写真よりも、なにも意図せずに、ただ重ねてみただけのこういった写真のほうが、
結果としては、とても印象的でよい写真が撮れるような気がしました。

次は、合成する前に、露出の確認をするために、試し撮りした写真です。
アンダーな雰囲気が、合成した結果よりも良かったので、合成前の写真をアップいたします。


最後に、今回の多重露光写真で、結果として自分が一番気に入った写真をアップいたします。

最後の写真は、ただ合成するだけでなく、その後色抽出やシェード効果といった、デジタルフィルター処理を加えています。



 写真をみて、写真タイトルは「夢の通い路」がよいかと自分は考えました。

写真そのものの雰囲気も、写真タイトルも、以前里人さんがアップされた多重露光写真と似ていて、たいへん恐縮ですが、
里人さんがアップされた多重露光写真の印象が、あまりにも強かったので、2番煎じなのですが、
まあこれは、自分の写真であるとしたいと考えています。

今回、K7+カラーウルトロン写真も、多重露光写真も、とても気に入った写真が撮れたので、
これからもこういった写真を、自分の中でのこれからの課題にしようと考えた1日でした。

2014年7月21日月曜日

ヤマセミが暮らす湖

里人さんにご紹介いただいた「ヤマセミの暮らし」を読み終えました。
その感想は「めちゃくちゃ素晴らしかった」です。
いっぺんにヤマセミさんのとりこになってしまいました。
本を読んだだけなのに、ヤマセミさんがかわいくてかわいくて仕方がなくなってしまいました。

動物園で飼育等をされてきた神保賢一路さんが書かれた本ですが、その忍耐力、行動力、観察力、分析力など
まさに一流の科学(生物学)者が書かれた本といっても過言ではないと感じました。
よくぞここまで、ヤマセミのことを調べて紹介していただいたと、本当に頭の下がる思いです。

また、こんな素晴らしい本をご紹介くださった里人さんにも、改めてお礼を申し上げます。

そんな訳で、さっそく自分が住む地域でヤマセミが暮らしているという、自宅からは30kmほど離れた場所にあるダム湖に
どんなところか初めて様子を見に出かけてみました。

最初は、そのダム湖のダムの見える写真です。


この場所について、少し休憩して、このあたりの地図を確認しました。


 地図が書かれた看板のある場所はラーメン屋さんのようでしたが、湖の見えるとてもよいロケーションだと思いました。

その後もう少し上流に車を走らせ、ヤマセミが暮らしているとサイト上に書かれていた場所に到着して、車を降りました。

到着したのは朝10時頃でしたが、ちょうど自分が車から降りた瞬間に、湖全体に響き渡るほど大きな
「キョッキョッキョ」という鳴き声が聞こえました。
それは、まさに「ヤマセミの暮らし」に書かれていたヤマセミの鳴き声です。
自分は「確かに、ここにヤマセミが暮らしている」という確信を持ちました。

車を降り、ヤマセミが暮らすというダム湖の対岸を、(昔から自宅にあった)6倍×18mmの双眼鏡を片手に眺めてみました。

次の写真は、ダム湖の対岸の写真です。サイトにはあのガケのあたりに住んでいるような記載がありました。
確かに「ヤマセミの暮らし」に書かれていたヤマセミの巣は、あんな崖に作られているようでしたが、実際のところはよくわかりません。


 とりあえず、とても静かなダム湖の対岸の雰囲気を眺めながら、×1.4のテレコン付のサンヨンレンズで、
対岸の水際を探してみました。
ヤマセミらしき姿は見れませんでしたが、アオサギの姿を確認しました。


また、しばらく眺めていると、カワウが対岸の前をゆっくりと飛翔していきました。



×1.4のテレコン付のサンヨンで撮影しても、これくらいの大きさでしか確認できなかったので、もしヤマセミを見つけても、
ほんとうに「確かに写っている」という程度の写真しか撮れないとわかりましたが、それでもよいかなと考えていました。
いつか、ヤマセミの暮らす姿と、その雰囲気さえ味わえれば、自分はそれだけできっと満足だと思います。

その後、ヤマセミが住んでいるかもしれない崖の方に移動しました。


この崖では、まれにカモシカが通る姿をみることもできるらしいです。

そうこうしていると、急に雨が降ってきました。天気予報では、曇りの予報だったのですが・・・。
とりあえず車に戻って、雨をやりすごすことにしました。


30分くらい待ったら、遠くの空が明るくなってくるのが見えて、もうすぐ雨が上がりそうだと予想されました。


雨が上がって、改めて、また外にでました。
雨上がりの、もやのかかった山あいの姿が美しかったです。


対岸も少しもやがかかっていました。



ここで後ろを振り返って、車を止めてあるほうをみると、もやのためにはっきりとは確認できませんでしたが、
セグロセキレイらしい鳥がいるのを見つけて、1枚撮影しました。


もうしばらく、対岸をなんとなく眺めていました。
野鳥とは関係ありませんが、対岸の右のほうは、湖面に山や空の風景が写って綺麗でした。


また、×1.4のテレコン付のサンヨンでみた対岸の雰囲気です。
 

先ほどのアオサギ以外の野鳥は特に確認できませんでしたが、対岸の次のような樹の枝に、ヤマセミがとまって
休んでいる姿を想像しながら、楽しんでいました。


ただ、このままここにいても、何も現れそうな感じではなかったため、とりあえず、対岸からみて右に向かって、
別のポイントに移動することにしました。

右側には橋がかかっていて、対岸に渡ることが出来ます。
橋を渡った後に、その橋をみた風景です。


この橋の右側は、ちょっとした入り江のようになっていました。


このあと、ちょうどこの右側の岸沿いに、もっと上流側(写真の右手前側)に移動しました。

途中、川を右手に見下ろしながらブラブラと歩いていきました。
ただ川の方をみても、野鳥がいそうな雰囲気はありませんでした。

道沿いの左手の林で、ヒヨドリとメジロをみつけて、なんとなく撮影しました。





1kmほど歩いたあたりで、今度は「夢の架け橋」という名前の歩道専用の天竜川を渡る橋に到着しました。
そしてこの橋を渡ることにしました。


サイトの情報によると、この橋を渡りながら左手をみると、運がよければ、チョウゲンボウがみられるとの記載がありましたが、
残念ながら、何の野鳥も確認することはできませんでした。


また、左側の岸壁の下辺りでは、冬にはオシドリが見られるとのこと。
今は何もいませんでしたが、また、冬に来るのを楽しみにしたいと思います。



橋の真ん中あたりまで移動して、結局ここで引き返すことにしました。

またブラブラと来た道を戻りましたが、これまで近くでは、全然野鳥を確認できずにいましたが、
メジロがすぐ近くにいるのをやっと見つけて、かなり近くで写真を撮ることができました。



車にもどり、次は、この場所から10km程度戻ったところにある、いつもの森林公園に移動することにしました。

結局このダム湖で、今回ヤマセミに会うことはできませんでしたが、とりあえず、最初に一度だけ鳴き声を聞くことができて、
第1回目の成果としては十分満足して、この地をあとにしました。

森林公園に到着すると、また、激しい雨に襲われてしまいました。
森林公園では、サイト上でみつけた、オオルリヤやサンコウチョウのいる場所の確認をするつもりでしたが、
激しい雨のため、ブラブラとその場所を散歩しながら確認するのはやめることにしました。

まだ昼食を食べていなかったため、森林公園内のお蕎麦屋さんに入りました。
お蕎麦屋さんにはいると、お店の方が自分のカメラを見て「鳥を撮るの?」と聞かれ、「そうです。」と回答しましたが、
お店の方がいうには「毎日のようにサンコウチョウを撮るためにきていた鳥撮りカメラマンが、ちょうど2、3日前に、
ぴたりと来なくなったよ。」と教えていただきました。

タイミング的には、ちょうどこの時期にサンコウチョウいなくなることがわかりました。
ただ、そのお店の方に、 サンコウチョウの写真を撮るために鳥撮りカメラマンが集まってくる場所を教えていただいて、
そのお店をあとにしました。

サンコウチョウが、どこでみれるか全然知らなかったので、たいへんありがたい情報をいただき、これまたたいへんな成果でした。

森林公園をブラブラ散歩するのはやめましたが、サイト上の情報では、森林公園の「空の散歩道」という橋を
5月下旬から6月あたりの朝早くに渡ると、その橋の下の方からサンコウチョウやオオルリ、またキビタキやホトトギスの鳴き声を
聞くことができるとのことです。
とりあえず雨があがったので、その「空の散歩道」がどんなところか、少しだけ様子をみにいってみることにしました。

次は、その「空の散歩道」と、そこから見えるその周辺の写真です。




ちょっとだけ様子をみて、この日は自宅に帰ることにしました。

ただ「空の散歩道」あたりで、ホオジロの姿をみつけて、1枚撮影しました。
高感度撮影だったのと、やはりこの付近も少しもやがかかっていて、 残念ながら綺麗には撮れませんでした。


自宅に到着すると、ちょうど妻が夕方の犬の散歩にでかけるところでした。
妻が「できたら近くの湖畔公園にいきたい」というので、自分は湖畔公園でも野鳥が撮れるかもしれないと思いながら、
カメラを持参して、一緒に出かけることにしました。

湖畔公園で、久しぶりに愛犬(ハル)の写真を撮ることができたので、久しぶりになんとなくアップいたします。



昔は、名前を呼んでも振り返ることはありませんでしたが、振り返るようになっただけでも大きな進歩です・・・(^_^;。

いつもの湖畔公園では、やはり、シジュウカラとメジロの写真を撮影することができました。
シジュウカラは後姿、メジロはかなりのピンボケですが、仲良くからむ姿がかわいかったのでアップすることにいたします。



自分にとっては、今後の野鳥探しのための長い1日でしたが、とても充実した1日だったと思います。
最後にシジュウカラとメジロのペア写真をアップして終わることにいたします。