2017年12月9日土曜日

磐座

先日(といっても紅葉が始まる前ですが)、市内にある磐座遺跡を訪れました。

今回磐座遺跡を訪れようと思った理由は、最近藤原新也さんの写真集「沖ノ島」を購入し、
世界遺産にも登録されている「沖ノ島」の磐座の雰囲気に圧倒され、再び磐座を訪れてみたくなったからでした。

また、藤原新也さんの写真集に触発されて、自分も再度磐座の雰囲気を、自分なりに写し撮ってみたいという
気持ちに駆られたこともありました。
その時、持参したのはDFA24-70mmをつけたK-1です。

最初は、磐座遺跡のある渭伊神社の手水舎です。


磐座遺跡の入り口にある社。



少し調べてみたところ、いわゆる社(神社)といった建造物に神様を祀るようになったのは、
日本史が残るようになってからのようですが、古墳時代以前は、磐座といった巨石や巨木そのものを
ご神体として祀っていたようで、神社境内等に磐座があるのは、そのまた昔の名残りのようだと知りました。

それはともかく、坂を上って磐座を撮影。


2つの巨石を横から見た様子。


巨石を一周すると、まるで沖の島の磐座のように巨石に絡みつき、覆いつくすような巨木にも
改めて圧倒されました。




この場のスピリチュアルな雰囲気を、今回一番よく撮らえられたように感じた1枚。


空を見上げると、巨木の枝葉が空全体を覆いつくすような雰囲気で、それもここを、
なんとも神聖な空間に感じさせているようでした。

この日は少し風が強く、枝葉が揺れると、空全体が揺れ動いているように感じられて、
少し異次元に迷い込んだような気持にもなりました。



賽銭箱や、最近ここを訪れた人が積み上げたと思われる石の山が、意外とこの場の雰囲気に
あっているように感じられたのが少し笑えました。


最後に、再度2つの巨石を正面から撮影して、磐座を離れました。


最後の写真は、渭伊神社の御神木です。


今回は、以前訪れた時より、磐座が持つなんとも神聖な雰囲気をひしひしと感じられたように思います。
(龍村仁監督が言われるような「人もガイア(地球)の一部にすぎない」といった、もっと
大きな視野で考えると、少し気恥ずかしいですが・・・)
また、藤原信也さんの写真集「沖ノ島」には遠く及ばないまでも、磐座の持つ(特に古代の人が感じたであろう)
神聖な雰囲気を、少しは写し撮れたような気がして、自分ひとりで自己満足しました。

2017年12月3日日曜日

晩秋のいつもの公園

「紅葉ももうおわったかなあ。」と思いながらも、気分転換にといつもの公園に撮影散歩にで出かけることにしました。
撮影に持参したのは、K-1と久しぶりのカールッツァイス25mm、50mm、85mm3姉妹です。

いつもの公園に到着し、今回は天気も良く、最初に展望塔にのぼることにしました。
そうしたら展望塔にのぼってびっくり、公園はまだ紅葉にみたされていて、展望塔からの眺めも、
これまでに見たことにない美しい景色が広がっていました。
最初は、そんな展望塔からみた景色からアップしたいと思います。

アップするにあたっては、どのレンズで撮ったかわかるように、それぞれの写真に画角を記載いたします。
久しぶりに3姉妹を使ってみて、ディスタゴン25mmはこれまで通りの印象でしたが、同じプラナーでも
50mmに比べて、85mmの絞り解放から得られる画像の精緻な描写に歴然とした差を感じて、
改めて驚いた撮影でもありました。

最初は、展望塔内の風景がパノラマのように広がる浜名湖を見渡した雰囲気です。

25mm

25mm

次は、窓辺から撮影した風景です。
50mmでの撮影ですが、ちょうど見たままの雰囲気を撮れたように思います。

50mm

50mm

50mm

これから散策する公園を上からみた様子です。
遠くに雲がなければ、次の写真の右上の方に富士山が見えるはずですが、今回は見えなくて残念でした。
ただ、公園のいつもの橋の周囲には紅葉の広がる様子が見えて、撮影意欲がとても高まりました。

85mm

展望台をおりたら、いきなり目の前にとても綺麗なイロハモミジがあって撮影。

 50mm

85mm

いつもの橋の光景。

50mm

85mm

ヒメツルソバの葉っぱが紅葉しているのに初めて気がついて撮影。

85mm

ラクウショウの雰囲気を色々と撮影。

85mm

85mm

85mm

25mm

25mm

水路の端に到着して、そちらから展望塔の方の景色を撮影。

50mm

50mm

ススキの風景。

85mm

85mm

イロハモミジ。

85mm

25mm

水面に映った紅葉を撮影。

50mm

50mm

水路の対岸から、いつもの橋を撮影。

50mm

次の樹には、モミジバフウではなくアメリカフウ(?)との札がかかっていました。

25mm

名前のわからない真っ赤な葉っぱの樹。

 50mm

イロハモミジのペアの落ち葉。

50mm

赤と黒のエクスタシー。

50mm

駐車場も近づき、最後に紅葉を背景にしたススキを撮影し帰途につきました。

50mm

今回は、気分転換のお散歩撮影のつもりでしたが、結果として撮影に夢中になれて、
とても充実した時間を過ごせた撮影となりました。

2017年11月25日土曜日

イロハモミジ

先日、自分にとっては久しぶり(8年ぶり)に、少し離れた紅葉(イロハモミジ)の名所に出かけました。
しかし、出発したのが遅かったこともあり、目的地まであと1.8kmという場所で大渋滞に、
「目的地まで80分」との表示が目に入り、諦めて引き返すことにしました。
 ただ、せっかく紅葉の写真を撮ろうと出かけたので、帰り道に「森林公園」によって、
紅葉の撮影をすることにしました。

その時に持参していたのは、K-1とDFA24-70mm、SIGMA APO 70-300mmでしたが、
結果として、その場の雰囲気の撮影をメインとしたため、ほとんどDFA24-70mmしか使用しませんでした。

「森林公園」では散歩する人もあまり見かけず、ちょっと閑散とした雰囲気でしたが、
木洩れ日が射す中のイロハモミジがたいへん美しく、久しぶりにイロハモミジの
たいへん風情のある中の散歩を楽しみながら、 その雰囲気を撮影することができました。

そんな雰囲気の写真を、あまり説明もなくアップいたします。


イロハモミジが色づく頃に、モミジバフウの落ち葉がきれいなのだと初めて気がつきながら撮影。







紅葉だけでなく、ツワブキもちょっと撮影。




次の写真は、よくみると、誰かが落ち葉を樹の幹に差し込んだものでした。




次の最後の写真を撮る頃には、木洩れ日ももう西日に変わり始めていました。


紅葉の名所に訪れることができなかったのは残念でしたが、隠れた名所のような風情ある公園を
のんびり散策しながら撮影できて、たいへん贅沢な気分の1日でした。