2016年10月22日土曜日

秋桜日和

毎朝、愛犬ハルの散歩をする際に、金木犀の香りに癒されて、この季節を感じるこの頃ですが、
最初は、今の季節を感じさせてくれる、先日採ってきた茶色くなりかかった緑色のどんぐりの写真を
アップいたします。
撮影に使用したのは、キットレンズをつけたK-S2です。


話は先日に戻り、いつもの花の公園で秋桜が満開との情報を得て、今年も秋桜の写真が撮れることを嬉しく思いながら、
秋桜の撮影に出かけました。
撮影に持参したのは、K-1と(どのレンズを使用するか迷いましたが)Carl Zeissの25mm、50mm、85mmでした。
以下、どのレンズで撮ったかわかるように画角も記載いたします。

最初の写真は、花の公園に到着して見あげて撮った秋の空です。

50mm

秋桜エリアに到着。

25mm

たくさんの人が秋桜を撮ったり、秋桜と一緒に記念撮影したりしていましたが、自分もどうやって撮ろうかと
とても楽しく悩みながら撮影をしました。

しかし、レンズをこまめに付け替えて、色々な画角で撮影をしてみましたが、結果としてどの写真もしっくりくるものは
残念ながら1枚も撮影できませんでした。
色々な画角の写真を後で確認してみましたが、単調さを感じざるを得ず、結局「ほのか」や「銀残し」といった現像処理にたよって
苦しくバリエーションを増やすといった結果となりました。

あとはひたすら秋桜の写真をアップいたします。

85mm

 25mm

 25mm

 50mm

50mm

50mm

85mm

85mm

 85mm

25mm

秋桜の写真はここまでです。
あとは、爽やかな秋風を感じつつ、少しぶらぶらしながらスナップ撮影しました。

コスモスエリアの近くの広場で「鉄アート」作品が展示されていたので、「鉄アート」作品を撮影。

 50mm

 25mm

50mm

水路の橋の近くで、水路の写真を撮影。

50mm

50mm

50mm

25mm

少しブラブラしたら陽も傾き始め、最後にまた、秋の空を背景にしたススキを撮影して帰途に着きました。

50mm

2016年10月15日土曜日

イーハトーブ(盛岡編)

「いわて国体」観戦のためにイーハトーブへ向かう前、幸い直前にキャンセルがあって盛岡の宿が取れ、
(仙台の宿をキャンセルして盛岡で取り直し)平日の午前中2時間だけでしたが盛岡を観光する時間がとれました。

事前に盛岡のことをあまりよく知りませんでしたが、宮沢賢治は学生時代を盛岡で過ごして青春を謳歌し、
また戦前の日本において、まるでジョン・レノンの「イマジン」のような世界観を持って国連で活躍をされた
(武士道「The Soul of Japan」の執筆で有名な)新渡戸稲造氏が盛岡出身であったと知って驚きました。
また、盛岡駅には「創立120周年を迎えた岩手医科大学」のことも紹介されていて、岩手医科大学の歴史の長さにも驚きました。

2時間という限られた時間で盛岡をどうやって観光するか迷いましたが、盛岡には「でんでんむし」という
市街地を循環する便利なバスがあると知り、「でんでんむし」の1日フリーパス券を300円で購入し、
右回りで1周することにしました
そのとき撮影に使用したのは、キットレンズをつけたK-S2です。

「でんでんむし」にのってに最初に訪れたのは、里人さんが通う岩手医科大学です。
岩手医科大学は市街地の中に立つ大学及び病院で、本当に便利な立地だと感じました。




どちらも里人さんのブログでなじみのある風景で、たいへん感慨深く思いながら撮影しました。

その後、下の写真の方の「岩手医科大学大学院」とかかれた建物近くへ移動。
建物の入り口近くには、中学生時代に、ここの病院で鼻の手術をしたという宮沢賢治のエピソードや詩の石碑等がありました。



また「でんでんむし」に乗って移動し、次に訪れたのは「上の橋」です。
次の写真は、上の橋から撮影した中津川の風景です。


以前里人さんのブログでみた、一面深い雪に覆われた「冬の中津川の風景」を思い出しながら撮影しました。


中津川沿いの、こちらも里人さんのブログでよく拝見する、里人さんのかつての通勤路も少し歩いてみました。
この時は平日の朝方だったため、通学のために歩いている風情の学生の姿などが見られました。



また「でんでんむし」にのって移動。
以前里人さんに紹介していただいた「岩手銀行」では、降車することなくバスの中から外観を撮影。


次の訪れたのは、こちらも里人さんに紹介していただいたことのある「シネマストリート」です。
最近は、どの街でも映画街はけっこうさびれている印象がありますが、こちらの「シネマストリート」は、
とてもお洒落な雰囲気で、繁華街に本当にとても活気があって驚きました。




以前、里人さんに紹介していただいたことのある映画館をなんとなく探してみましたが、残念ながら見つけることはできませんでした。

最後に、(盛岡駅を少し通り越して)宮沢賢治の「注文の多い料理店」を、宮沢賢治の生前に出版したという「光原社」を訪れました。




しかし「光原社」は棚卸のための臨時休業日で、残念ながら中に入ることができませんでした。
ただ、中に入れなかったために、次の観戦のための移動に遅刻せずにすみました・・・(^_^;。

盛岡では、2時間という限られた時間でしたが、里人さんのブログで紹介していただいたことのある「光景」をめぐる観光ができて、
たいへん充実した時間を過ごすことができたと思います。

最後に、今回の旅の本来の目的であった「いわて国体」のことを少しだけ紹介いたします。

まずは今回の観戦の場所となった卓球会場のある「奥州市総合体育館」の、外からと中から見た風景です。






応援に行った静岡県チームは、1回戦は接戦のすえ何とか勝利しましたが、残念ながら2回戦目での敗退となりました。

最後の写真は、1回戦を接戦のすえ何とか勝利し、観客席に向かって挨拶をする静岡県チームのみなさんです。


最後に、今回の旅のきっかけを作ってくれた息子と、熱戦を繰り広げて気持ちを熱くさせてくれた静岡県チームのみなさんと
今回の限られた時間での観光の楽しみを倍増させてくれた里人さんに、心から感謝したいと思います。

2016年10月9日日曜日

イーハトーブ(花巻編)

先日、幸いなことに「いわて国体」を観戦に行くことができました。
その観戦の合間にではありますが、少しだけ観光をすることができました。
最初は、宮沢賢治の故郷である花巻です。
この時に持参したのは、キットレンズをつけたK-S2と、宮沢賢治の心象風景と少しマッチしないかと考えてのFA28mmsoftです。

前置きが長くなりますが、自分にとって「雨ニモマケズ」は今でも座右の銘であり、それほどたくさんの作品を知っているわけではありませんが、
宮沢賢治の生涯にもその作品にも、自分はたいへん惹かれています。
今回、初めて花巻を訪れることができることになったため、行きの電車の中では、宮沢賢治の学生時代から
病床にあった晩年までの生涯にわたって書かれた 宮沢賢治による主な手紙と詩、短歌を集めた本を読み、
ちょうど本を読み終えた頃に花巻に到着しました。

自分は学生時代に、画家のゴッホが好きで、「ゴッホの手紙」全3巻をよみ、若いゴッホがバイブルにその身を焼かれたように
自分も「ゴッホの手紙」に身を焼かれたように感じたことがあります。
今回宮沢賢治の手紙を読み、若き日の希望に満ちた熱情の日々から、(ゴッホの場合は「てんかんの発作」に悩まされた)
晩年の病床期まで、結構イメージが重なるところがありました。
(ゴッホにとってのパリ時代が宮沢賢治にとっての東京時代に、ゴッホにとってのアルル時代が宮沢賢治にとっての
花巻農学校~羅須地人協会時代にあたるでしょうか・・・。)
ゴッホはバイブルに身を焼かれましたが、宮沢賢治が法華経に身を焼かれたのも似ているように感じます。
但し、その作品については、ゴッホの作品がその生涯と密接に関係しているのに対し、宮沢賢治の場合、
その作品は生涯とはかけ離れていて、とても軽やかな夢のような心象風景が比較的に多かった点が、ずいぶん異なるように感じます。


前置きがかなり長くなりましたが、最初は新花巻駅前にあった「銀河鉄道」のモニュメントです。


次は、駅から宮沢賢治記念館に移動する途中で撮った釜石線の線路の風景です。
そののどかで爽やかな秋の風景に、本当に癒されるように感じました。

自分にとっては、始めて撮影した「ゆる鉄」写真のような気もします。


その後、汗だくになって階段をのぼり、宮沢賢治記念館近くに到着。
まずは、以前里人さんに紹介していただいた記念館前にある「注文の多い料理店」に入って食事をすることにしました。

次は「注文の多い料理店」(山猫軒)の写真です。



山猫軒では、すいとんセットをいただきました。
地元の食材を使ったすいとんも、味噌おにぎりもたいへんおいしかったです。


ちょっといっぷくした後、宮沢賢治記念館に入りました。


宮沢賢治記念館では、特別に新しい情報は得られませんでしたが、宮沢賢治の「体の奥から、どんどん満ちあふれるような」心象風景が、
原稿用紙上で、どんな風に書きつづられていたのかを、原稿用紙のコピーで知ることができたのが、
たいへん興味深かったです。

また小説「ポラーノの広場」の、宮沢賢治の花巻農学校教師時代に、演劇用に脚本化された原稿があって、
花巻農学校教師時代の学生達との楽しい思い出が想像されて、少し嬉しい気持ちになりました。

次は、宮沢賢治記念館を出て、記念館の横から花巻の街並みを見おろした風景です。


次は、記念館の敷地にあった「よだかの星」のモニュメントです。



「よだかの星」を涙なしに読めないのは、きっと自分だけではないはず・・・。

その後、記念館横の階段をおりて「宮沢賢治イーハトーブ館」の方に向かいました。


途中で、宮沢賢治の設計図をもとに再現製作された「南斜花壇」と「日時計花壇」の風景を撮影。



宮沢賢治が時々自分のトレードマークのように書いていたという「ふくろう」のモニュメントとシュウメイギクの写真です。



最後に「宮沢賢治イーハトーブ館」に入りました。


こちらでは、入館無料であるにもかかわらず中に大きな映画館があって、「今から『注文の多い料理店』の上映をしますので、
どうぞみていってください。」
といわれて『注文の多い料理店』のアニメを楽しむことができました。

最後は、上の写真にも写っていますが、宮沢賢治のシルエット像です。


このシルエットには、しびれてしまいました!!
そんな訳で、この日は宮沢賢治の世界をほんとうに満喫することができた1日でした。

「イーハトーブ」は盛岡編へと続きます・・・。