2015年12月5日土曜日

Jupiter-9で撮る晩秋の公園

自分がM42マウントレンズといったオールドレンズに興味を持ち始めたのは、2009年にPENTAX:K-7を購入し、
K-7のムック本に紹介されていたM42マウントレンズの作例の中でJupiter-9の写真にいたく感銘を受けたからでした。

しかし、当時はM42マウントレンズブームがちょうど去ろうとしていた頃のようで、中古市場でJupiter-9をみつけることができませんでした。

また、その後Jupiter-9は当たり外れが大きいとの情報を入手したこともあり、 Jupiter-9の入手を控えていましたが、
自分にとってはM42マウントレンズとの出会いのきっかけとなったレンズでもあり、つい衝動的にJupiter-9を入手してしまいました。

そういった訳で、最近使用頻度の下がっていたPENTAX:K-5をJupiter-9専用カメラとすることに決め、
Jupiter-9 85mmF2.0をつけたK-5で、晩秋の公園に試写に出かけました。

特に説明もなく、Jupiter-9をつけたK-5で撮った晩秋の公園の写真をアップいたします。



 









撮影を終えて感じた印象ですが、Jupiter9はCarl Zeiss、Contax版Sonnarをコピーしたロシアレンズだそうですが、
Carl Zeiss Planar 85mmとは、ひとあじ違った繊細な写りをしてくれるレンズだと感じました。
プラナーほど繊細な線の細さは感じませんが、それでも十分に繊細で、背景に行くにしたがって、滑らかに柔らかくボケてくれる描写は、
オールドレンズらしくて、たいへん好印象です。

ピントの合った箇所での、少し硬質感のある繊細なシャープさと背景のボケ具合は、K-7のムック本で見たときの印象そのままで、
入手してよかったと、かなりほっとしました。

ちなみに、今回入手したのは(事前に下調べせずに、みための格好よさに惹かれて衝動的に入手してしまいましたが・・・(^^;)、
クロムメッキの鏡筒で、どうも1968年以前に生産されたもののようでした。
その(コーティングの?)ためか、かなり発色は悪くて、今回かなり彩度をあげて現像処理しましたが、
それでもずいぶんあっさりとした色合いとなりました。
しかし、それもある意味オールドレンズらしくて、今回の晩秋の雰囲気にあっていて、自分としては満足しています。

別に晩秋でなくとも、街撮りスナップにつかっても、興味深い写真が撮れるかもしれないといった期待もしています。

ただ、レンズの真価は、自分の印象では、K-3やK-S2といったローパスレスの高画素機でこそ現れるように
最近感じているので、将来的にはそういったカメラにつけて撮影したい気もします。

最後に、今回撮影に使ったJupiter-9 85mmF2.0をつけたK-5の写真をアップいたします。



2015年11月28日土曜日

少しだけ紅葉の寺

紅葉のシーズンずいぶん久しくお寺に撮影に行っていませんでしたが、本当に久しぶりに龍潭寺というお寺に撮影に出かけました。
持参した機材は、一度紅葉のお寺を撮ってみたかったCarl Zeiss Distagon 25mm F2.8をつけたK-3です。

しかし到着したお寺では、イロハモミジは色づきはじめ、ドウダンツツジは散りかけという中途半端な時期で少し残念な状況でした。

最初、開館前にお寺の敷地をぶらぶらしながらお寺の風景を撮影しました。










開館時間を結構すぎてから入館し、久しぶりに訪れたお寺館内で色々と撮影。


こちらは、比叡山が焼き討ちされたときに、僧侶が像を守るために琵琶湖の底に沈めた観音菩薩とのこと。




次は江戸時代初期に作られたという小堀遠州作の庭園です。
久しぶりに、落ち着いて彼岸の雰囲気に浸ることができた気がします。




庭園を観終わった後に、また館内を撮影。






今回撮影を終え、やはりカールツァイスは石や木の質感がバツグンで、お寺の撮影には最適であると改めて感じました。

最後はこちらのお寺に埋葬されている、2017年の大河ドラマの主人公、井伊直虎(次郎法師)のお墓だそうです。
改めて自分のミーハーさを恥じながら、撮影したお墓をアップいたします。



2015年11月21日土曜日

やってきた冬の水鳥

そろそろ冬の水鳥がやってきているのではないかと、近くの湖畔公園に様子をみに行きました。
紅葉のきれいな季節なので、サンヨン(×1.4)つけたK-3に加えて、キットレンズをつけたK-S2も持参しました。

最初はK-S2で撮った風景写真です。

紅葉の落ち葉。

桜の紅葉。

紅葉した蔦。

小さな湖に到着。

とても気持ちのよい天気。

水鳥の撮影ポイントに到着。
ポイントのように見える紅葉がとてもきれいでした。

ここから先は、サンヨン(×1.4)をつけたK-3での撮影です。

最初はいつものカルガモさん。


冬の水鳥では、最初にオオバンを発見。
紅葉を背景に撮影しました。



久しぶりにモズに遭遇。
小鳥ですが、やはり眼光が鋭いです・・・。


いつものカワウ。


次に冬の水鳥のカンムリカイツブリを発見。

サンヨン(×1.4)で黄葉の落ち葉を撮影。

マガモの群れを発見。

ヒドリガモの群れも発見。

まだ、小さな群れしか来ていないようでしたが、ようやくやってきた冬の水鳥に久しぶりに会えました。

最後に、毎朝犬の散歩のときに、にきぎやかな囀りを楽しませてくれるシジュウカラを撮影。


シジュウカラを撮影して帰途に着きました。
最後の写真は、帰途で撮影した逆光のススキの風景です。