K-7のムック本に紹介されていたM42マウントレンズの作例の中でJupiter-9の写真にいたく感銘を受けたからでした。
しかし、当時はM42マウントレンズブームがちょうど去ろうとしていた頃のようで、中古市場でJupiter-9をみつけることができませんでした。
また、その後Jupiter-9は当たり外れが大きいとの情報を入手したこともあり、 Jupiter-9の入手を控えていましたが、
自分にとってはM42マウントレンズとの出会いのきっかけとなったレンズでもあり、つい衝動的にJupiter-9を入手してしまいました。
そういった訳で、最近使用頻度の下がっていたPENTAX:K-5をJupiter-9専用カメラとすることに決め、
Jupiter-9 85mmF2.0をつけたK-5で、晩秋の公園に試写に出かけました。
特に説明もなく、Jupiter-9をつけたK-5で撮った晩秋の公園の写真をアップいたします。
撮影を終えて感じた印象ですが、Jupiter9はCarl Zeiss、Contax版Sonnarをコピーしたロシアレンズだそうですが、
Carl Zeiss Planar 85mmとは、ひとあじ違った繊細な写りをしてくれるレンズだと感じました。
プラナーほど繊細な線の細さは感じませんが、それでも十分に繊細で、背景に行くにしたがって、滑らかに柔らかくボケてくれる描写は、
オールドレンズらしくて、たいへん好印象です。
ピントの合った箇所での、少し硬質感のある繊細なシャープさと背景のボケ具合は、K-7のムック本で見たときの印象そのままで、
入手してよかったと、かなりほっとしました。
ちなみに、今回入手したのは(事前に下調べせずに、みための格好よさに惹かれて衝動的に入手してしまいましたが・・・(^^;)、
クロムメッキの鏡筒で、どうも1968年以前に生産されたもののようでした。
その(コーティングの?)ためか、かなり発色は悪くて、今回かなり彩度をあげて現像処理しましたが、
それでもずいぶんあっさりとした色合いとなりました。
しかし、それもある意味オールドレンズらしくて、今回の晩秋の雰囲気にあっていて、自分としては満足しています。
別に晩秋でなくとも、街撮りスナップにつかっても、興味深い写真が撮れるかもしれないといった期待もしています。
ただ、レンズの真価は、自分の印象では、K-3やK-S2といったローパスレスの高画素機でこそ現れるように
最近感じているので、将来的にはそういったカメラにつけて撮影したい気もします。
最後に、今回撮影に使ったJupiter-9 85mmF2.0をつけたK-5の写真をアップいたします。
こんばんは!
返信削除Jupiter-9 85mmF2.0の銀色の鏡筒が実にクラシックで風情がありますね。
しかもPENTAX K-5のやや武骨なボディにもよく似合っていますね!
実は職場近くのカメラ屋さんの中古棚にK-5 IIが格安で並んでいまして
実に悩ましいのです。しかし!いつも悩むのはPENTAXのレンズを持っていない!
この事なのです。Still Lifeさんのお写真を拝見してPENTAXのサンヨンの描写にも
惹かれていますがボディとレンズを揃えるのは経済的にも難しいのです。
しかしマウントアダプターでM42のレンズを使うというのも魅力的ですね!
師走のこの時期に悩みが深まるばかりです(^o^;)
里人さん、どうもこんばんわ!!
削除職場近くのカメラ屋さんの中古棚にあるK-5 IIに興味を持っていたでたとのコメント、
ペンタファンとして、ちょっと嬉しく思います。
M42マウントとKマウントは、フランジバックが同じですが、
Fマウントは1mmほど長いために、アダプターを介してM42マウントを使うことができなかったのですね。
ニコンをお使いですと、もともと豊富な純正レンズ群に加えて、
(例えばコシナといった)サードパーティーレンズにもFマウントは必ず揃っていて、
Kマウントユーザーとしては、Fマウントユーザーが羨ましくて仕方がありませんでしたが、
M42マウントといったオールドレンズを使って楽しむという点のおいては、
Kマウントの強みがあったことに、今回コメントを頂いて初めて気がつきました・・・(^^;。
ミラーレス一眼カメラですとどんなオールドレンズも使用可能だと思いますが、
ペンタプリズムにこだわるようでしたら、K-5 IIもありかもしれませんね。
K-5 IIですと、オールドレンズでも手ぶれ補正が可能ですよ・・・(^^)。