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2018年9月30日日曜日

ヴラマンク展

これから非常に強い台風が日本列島を縦断するようで、みなさまどうかお気をつけください。

また、話は昨日終わったフォトキナになりますが、フォトキナにあわせてすごいニュースにあふれていましたね。
ニコン、キャノンのフルサイズミラーレスの発表に始まり、パナソニックがLマウントのフルサイズミラーレスの
開発発表、フジは1億画素を超える中判ミラーレスの開発発表、シグマはなんとフォビオンのフルサイズ開発発表、
そして(上記はニュースとしての驚きでしたが)リコーイメージングの待ちに待ったGRⅢの開発発表。
自分自身はGRⅢにしか興味がありませんし、上記のような商品スペックが今後もし標準になっても、
個人的には(GRⅢをのぞき)レンズへの投資しかするつもりはありませんが、デジカメ市場が
賑わうことは、嬉しく思います。

それはともかく、行くかどうか迷っていたヴラマンク展に、先日出かけることにしました。
自分にとっては、K-1発売前のK-1説明会が開催された時から2年半ぶりの静岡行きでした。
その時に持参したのは、リケノン50mmF2.0をつけたKPです。

静岡に到着してまず、ヴラマンク展を見ました。



ヴラマンクのことは、これまで名前すら知りませんでしたが、その作品はたいへん良かったです。

その作風は、(詳しくはわかりませんが)フォービズムのような荒いタッチの印象からか、
ある日本人が「フォービズムの画家」として日本で最初に紹介したため「フォービズムの画家」のように
扱われているようですが、ヴラマンク自身は、1901年にパリで開催された「ゴッホ展」に非常に感銘を受け、
ゴッホの影響を強く受けていると感じられましたし、本人の資質的には初期のルドンのようなものも感じられました。

突出した特徴はなく、最先端を追い求めるのを本人が否定していたため、それほど有名ではなかったようですが、
日本人で好む人が多いというのはわかる気がします。

記念に展示画集を買うことも検討しましたが、実際の絵の(タッチの)迫力が画集ではまったく感じられなかったため
購入は見送りましたが、ある程度の雰囲気が伝わる少し大きめの複製写真を2枚記念に購入しました。

ヴラマンク展をみた後、昼食をとりに静岡の繁華街へ。
ただ、あまり入りたいお店がみあたらなかったのと、交通費がかさんだため、昼食はコンビニ弁当で済ませました。





やはり、リケノン50mmF2.0の描写はいいなあと思います。

その後、いつものように駿府城公園に出かけることにしました。
しかし(昔、静岡にも住んでいたことがあるというのに)途中で道に迷ってしまいました。
道に迷ってブラブラしているときに「新静岡駅」にもぶつかりましたが、中井精也さんの「1日1鉄」によると
ちょうどこの時に、さくらももこさんを偲ぶ「ちびまる子ちゃん」号が静鉄で走っていたようですが、
それを知らなくて、残念ながら「ちびまる子ちゃん」号は撮影できませんでした。

その後、やっと駿府城公園に到着。





(平日はそうではありませんが)休日の駿府城公園には、いつきてもゆったりとした空気が
流れているように感じられて、たいへん落ち着きます。


せっかく静岡に来たので、記念に静岡おでんを1本だけ買って食べました。
(お店の方に1本ですか?と聞かれて少し恥ずかしかったです・・・(^_^;。)


その後少しブラブラして、帰ることにしました。
この時も、彼岸花がとても綺麗でした。




最後は、駿府城公園のお堀です。


久しぶりの静岡もよかったですが、やはり「ヴラマンク展」がたいへんよくて、とても印象に残った1日でした。

2018年4月15日日曜日

モノクロスナップ

最近、GRがほしいと思っています。
GRⅡでも十分魅力的なのですが、もうすぐ発表されるであろうGRⅢを待ってみたい気もします。

コンパクトデジカメはリコーのCX-5を使っていて、PENTAXQ、Q7も持参していますが、
最近スナップのお供には使うことがほとんどなくなってしまい、このサイズのデジカメを
改めてほしくなっています。
どうせコンパクトデジカメを買うなら、レンズも広角単焦点のみという硬派のGRシリーズに興味がわいています。

撮影の目的はやはりスナップです。
CX-5でもPENTAXQでも、やはりモノクロスナップが多かったですし、一眼では決して使わない
デジタルフィルターを重ね処理したりして楽しんでいましたが、GRを入手するまでは、
KPに単焦点レンズをつけて楽しんでみようかと考えています。

本当はDA21mmが良いのですが、残念ながら持っていないレンズなので、
先日、KPにDA15mmをつけて、少しモノクロスナップを楽しんでみました。

あとは特に説明もなく、ただぶらぶら撮ったスナップをアップしたいと思います。












帰宅する前にいつもの古本屋さんに立ち寄りましたが、残念ながら臨時休業でしたので、
最後にお店の前で、25年以上のっている自分の自転車も入れて撮影しました。


2017年10月8日日曜日

ブランカとギター弾き

先日、とても楽しみにしていた「ブランカとギター弾き」という映画を観に、久しぶりに街にでかけました。

映画を観るのも久しぶりですが、街に出かけるのも久しぶりで、久しぶりの街撮りように持参したのは、
自分にとっては定番のRIKENON50mmF2.0をつけたK-S2です。

最初は、街中のお洒落な飲み屋のウィンドウです。
こんなお洒落なお店で呑んでみたらどんな感じかと、いつものように想像だけして楽しみました。




次のお店も飲み屋でしょうか?
もちろんお肉の方が合うとは思いますが、野菜をたらふく食べながら呑んでみたいとも思います。



RIKENON50mmは、室内撮りのボケ味がいちばん好きですが、これくらいの距離での、
ポイントと背景のなだらかなボケ具合との組み合わせも美しいと感じます。



「北雪」という文字が、光り輝いているように感じられるウィンドウ。


公衆電話越しの光景。


その後、昼食をとってから映画館へ。
いつものシネマイーラでの「ブランカとギター弾き」のポスターです。


最近は、ドキュメンタリーフィルムしか観ていなかったため、久しぶりのフィクションの世界に
どっぷりつかって楽しむことができました。

フィリピンの貧民街を舞台にした、孤児の女の子ブランカと、盲目のギター弾きピーターを中心に
繰り広げられる物語です。
フィクションなので、ハラハラドキドキする場面もはらみつつ、場面場面で 挿入される印象的なシーンに
何度も胸が熱くなりました。
特に、途中でブランカの歌う挿入歌には、ほんとうに感動しました。
(歌は、フィリピンのフォークダンス曲「カリノサ」に、長谷井監督が歌詞をつけたもののようで、
映像を含め監督の才能と感性が本当に素晴らしいと感じます。)

映画を観た感想をまとめると、人には様々な境遇がありますが、どのような境遇の中でも、
自分らしく前向きに生きたいと感じさせてくれる映画だと思います。

たぶんこれまでに観た(アニメを含む)フィクションフィルムでいちばん感動した映画で、
DVDになれば必ず購入したいと思いますし、ブランカが歌う挿入曲「ホーム」も購入できるなら購入したいと思いました。

映画を観た後は、その余韻に浸りながら最後に、館内のポスターをなんとなく撮影。


帰りにいつもの古本屋さんに寄って、映画の話などを店主とおしゃべりしてから帰宅しました。

2017年7月15日土曜日

世界でいちばん美しい村

先日「世界でいちばん美しい村」という映画を観に、久しぶりに映画館を訪れました。

映画を観た後に、街中でスナップでも撮れればと持参したのは、Voigtländer Color-Ultron 50mm F1.8をつけたK-7です。

まず映画館前で、映画のポスターを撮影。


 映画館の入り口。


その後、映画を鑑賞しました。

映画は、2015年のネパール大地震に襲われたネパールの、特に震源地に近かったラプラック村に向かった
フォトジャーナリストである石川梵監督が、最初の支援を行った後に、しばらくしてから再度訪れ、
2年近くかけて撮影したラプラック村の様子を撮影したドキュメンタリーフィルムです。

映画を鑑賞後、監督の石川梵監督の舞台挨拶がありました。
石川監督が「どんどん写真を撮ってSNSで拡散してください。」とおっしゃっていたので、自分もバッグから
カメラを取り出して、その様子を撮影させていただきました。




映画の内容は、ヒマラヤの山中にあるラプラック村で、崩壊した村と、近くのキャンプで暮らす人々が
四季折々の天候の変化による厳しい自然の中で、常に自然への祈りを忘れずに、自然と折り合いをつけながら
人と自然の織りなす生活の様子を、人々の間での交流の様子も交えて描かれたものでした。

自然によりそって生活する様子や、和気藹々とした大家族の生活の様子は、自分には少し懐かしく感じられました。
田舎で育った自分にとって、自分が幼かった頃には、このラプラック村ような雰囲気が日本にもまだ残っていたような気もします。

いずれにしても、2時間という時間のなかで、ラプラック村の生活にどっぷりと浸って、とても苦しいにもかかわらず、
とても幸せな時間を過ごせた気がします。
そんなラプラック村の様子を「世界でいちばん美しい」と感じた監督の気持ちに、確かに共感できると感じた映画でした。
 
余談ですが、ネパールはアジアでもっともGNPが低く、経済的には貧しい国だそうですが、東日本大震災が起こったときには、
親身になって支援をしてくれて、(ネパールでは、自分のために何かをするのは恥ずかしいことだけれど、
誰かのために何かをすることは、何も恥ずかしくないという風潮があると監督がおっしゃっていました)
監督は、ずっとそのことを恩に感じておられたとのことで、
ネパールで地震が起こったときには、急いで10万円の募金を集めて2日後に現地入りされたそうです。
10万円でも、3トンもの食料を調達できたとおっしゃっていたことも印象深かったです。

舞台挨拶のあとは、石川監督のサイン会も開かれて、根っからのミーハーな自分は、喜んでパンフレットに
サインをしてもらって、握手までしていただきました・・・(^_^;。


 本当に、しみじみと鑑賞できるとてもよい映画ですので、機会がありましたらぜひご覧ください。

その後、久しぶりに街中で昼食を食べて、ドトールのアイスも飲みたくなって、ドトールにも出かけました。

(見た目にはわかりませんが)冷やしパスタと、ドトールのアイスです。



その後は、もうすぐに帰宅することにしましたが、帰宅途中になんとなく街中でスナップ撮影しました。






いつもながら、カラーウルトロンの描写には「ため息」が出ますし、ダイナミックレンジの狭いK-7との組み合わせも
抜群だと感じます。

最後は、現地の子供が書いてくれたという石川梵さんの似顔絵と、ラプラック村の(今回の映画では、後半の主人公だった)
本当にとてもかわいかったプナムちゃんの写真です。



 プナムちゃんの写真は、石川監督のお気に入りのショットだそうです。