昨年は訪れませんでしたが、この時期、今年は久しぶりにあじさい寺に撮影に出かけました。
撮影に持参したのは、FA31mmlimited、FA77mmlimitedとK-1です。
写真をみれば、画角は容易にわかると思いますので、画角は記載はせずに写真をアップいたします。
最初は、入場してすぐの場所にあるお地蔵さんのお堂です。
「本堂でお寺の説明があります。」とのアナウンスがあり、入場してすぐに本堂に向かいましたが、
本堂に向かう途中の道で、脇に咲いていたあじさいの花を撮影。
本堂の入り口。
本堂に入って、すぐにお寺の説明を聞きました。
こちらのお寺は、最初は平安時代に建てられたもので、当初は天台宗だったそうですが、
400年前(江戸時代初期)に、曹洞宗に宗旨替えが行われた際に、お寺は建て替えられて、
現在のお寺になったとのことでした。
そのため、曹洞宗では珍しい(釈迦如来ではなく)阿弥陀如来が、ご本尊様とのことでした。
ご本尊様の写真を撮りたかったのですが、住職さんに
「ご本尊様の撮影はあまりされない方が良いと思いますよ。」
と、やんわりと断られたために、撮影は控えることにしました。
ただ、本堂内では何枚か撮影をさせていただきました。
このお寺にある貴重なものとして、織田信長の命令で切腹させられた、徳川家康の嫡男信康の居城であった
二俣城から移設されたものが2点ありますとの説明があり、
その1点、信康が切腹した部屋の間の「石刷りのふすま」は撮影しませんでしたが、
もう1点の「飾り天井」は撮影させていただきました。
本堂内の置き飾りを撮影。
本堂をでて、本堂の周囲で、あじさいの花を本堂の雰囲気を添えて撮影。
次の写真は、ここでいつも撮影する「つくばい」ですが、FA31mmlimitedで撮影した「つくばい」の写真の描写は、
カールツァイス(ディスタゴン)に、結構似つつも、写真の切れ味やボケ味が微妙に異なり、独特でありつつ
特に「素晴らしいなあ」と感心した1枚です。
次の写真は「行基」という有名な和尚さんが詠んだ次のような歌のようです。
「極楽へ行く人の乗る紫の雲の色なるあじさいの花」
「行基」という和尚さんは、奈良の東大寺の大仏建設の総監督として有名なようですが、
全国に 「行基」が建立したとされるお寺の伝承があるそうで、このお寺も、そのように「行基」によって
建立されたと伝えられているようです。
それで、この歌にある「あじさいの花」にちなんで、約50年ほど前から、あじさいの花をお寺の境内に
栽培するようになったようです。
その後、境内のあじさいの花を、ぶらぶらしながらなんとなく撮影しました。
この写真を撮っていたら、入り口近くのお地蔵さんのお堂で、ご夫婦が安産を祈願していて、
(ご主人の顔が少し写ってしまいましたが・・・)祈願の様子を撮影させていただきました。
どうか健やかなお子様が生まれますように・・・、と願います。
最後にまた、入り口から本堂に向かう道の脇に栽培されていたあじさいの花を撮影して、境内をでることにしました。
境内を出て、最後にいつものように入場札を撮影して、帰途につきました。
今年の入場札は、今年の干支の酉になります。