2019年11月4日月曜日

コスモス

新しいレンズの試写を兼ねて、いつもの公園にコスモスの撮影に出かけました。
撮影に持参したのは、SIGMA35mmF1.4ArtレンズをつけたK-1mⅡです。

シグマがKマウント製品の生産終了を発表し、もう購入できなくなってしまうので、
どうしても欲しかった訳ではありませんが、後悔はしたくないと考え、
最後にシグマが誇るArtレンズを購入してしまいました。

シグマに関する思い出を少し書くと、自分が初めて入手した一眼レフカメラは、
祖父の形見のPENTAX:MV-1で、旅行時の記念写真撮影などにMV-1を持ち歩いてはいましたが、
自分が本格的に写真を撮りたくなって購入したのは、PENTAX:Z-1(Pではありません)でした。
この時Z-1用の標準レンズとして一緒に購入したのは、シグマの24-50mmズームでした。
理由は(自分は24mmという画角が好きで)PENTAXのレンズに24mm始まりのズームがなかったからですが、
それ以来、PENTAXとRICHOのレンズを中心としながらも、シグマ、タムロン、トキナーのレンズにも
色々お世話になってきました。
シグマのレンズには、描写が硬いという印象があったような気がしますが、最近はずいぶんご無沙汰で、
最後にシグマが誇るArtレンズを入手する決断をしました。

前置きが長くなりましたが、自分は35mmをあまり使わず、広角レンズ1本でコスモスを撮ることに
少し不安を感じましたが、その時に撮った写真をアップいたします。

最初は、いつもの公園に着く途中、信号待ちで停車しているタイミングで運転席から撮影した浜名湖です。


駐車場から公園に向かう途中で、早く近接写真を撮りたくて撮影した花。


この日は、どこかの中学校の写生大会が行われていましたが、みんなが団体で写生する中、
ひとりだけ、みんなと離れて写生する女の子。


いつもの公園のコスモスフィールドに到着。
あまりにもたくさんの密集したコスモスが咲いていて、いつもどうやって撮影するか迷ってしまいます。


コスモスフィールドで、新しいレンズの描写をファインダーで楽しみながら、いっぱい撮影しました。






次の写真はLVで撮影。K-1のLVは本当に使いやすいですね。


次はファインダーでの撮影です。


このレンズを購入する前に色々な作例を確認し、花の撮影には不向きな気がしていましたが、
実際に撮影すると、F1.4という解放値(大口径)のためか、ファインダーでみてもボケがとても柔らかくて、
ピントのあった位置での緻密な描写とあいまって、花の撮影にも十分使用できると感じました。

その後、コスモスフィールドを離れてブラブラとスナップ試写しました。

パンパスグラスと秋の空。







金属オブジェを撮影。やはりシグマの緻密な描写は、こういったオブジェの撮影に合っている気がします。
(事前にみた作例では、ポートレートが印象的でしたが、子供がでかくなった今はもう縁が無いのが残念です。)


最後の写真は、駐車場に向かう途中で撮った秋の空です。


新しいレンズの印象を簡単にまとめると、解放でもピントの合った位置での緻密な描写と
柔らかなボケの組み合わせがバツグンで、絞っても硬すぎるわけでもなく、
バランスの良い素晴らしいレンズだと思いました。

PENTAX(limited)やRICHO、ツァイスの描写とはひと味違うとても優等生な印象で、あえて言えば、
最近のPENTAXのスターレンズに少し似た描写のような気がします。
PENTAXのスターレンズとArtレンズは、目指す方向性が似ているのかなあと思いました。
(シロートの自分には、詳しくは全然わかりませんが、 なんとなくそんな気がしただけです)

いずれにしても、本当に素晴らしいレンズで(Kマウントカメラ・レンズの存続を一番に考えるべき
自称ペンタキシャンの自分としては、他社メーカーのレンズを買うのは(まじめな話)
しのびないのですが、)
最後にシグマの素晴らしいArtレンズを入手できて、 本当に良かったと思います。

最後に、シグマさんにお礼を申し上げたいと思います。
これまでどうもありがとうございました。

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