様子を見に出かけました。
その時に持参したのは、DA16-85mmをつけたK-3と、DA55-300mmをつけたKPです。
砂丘の入り口に到着してびっくり、目の前には大きな防潮堤がもうできあがっていました。
以前の防潮堤工事現場に「景観を損なわないような形の防潮堤にする」との看板がありましたが、
防潮堤は大きな砂の壁のような形をしており、 入り口に入ると眼前に広がる広い砂丘はなくなってしまいましたが、
どこか自然の雄大さを感じさせる雰囲気は、確かに残っていると思われました。
最初の写真は、入り口から見た眼前に広がる砂の壁のような防潮堤です。
ずいぶん小さくなってしまったと感じますが、それでも広角を使うとなかなか広く感じます。
防潮堤を越えた海側では、いつもの日常の感覚とは離れた、自然に抱かれた(対峙する)ような感覚を
覚えるのは今まで通りです。
防潮堤ができたことで、その陸側と海側を隔てる防潮堤が、日常と非日常の境目のように感じられました。
次は海側からみた防潮堤の方の風景です。
また、防潮堤を越えて陸側に戻りました。
次の写真は、この時期にだけ砂丘にできる小さな池です。
小さな池ですが、いつも少し幻想的に感じられます。
あまり幻想的には撮れていませんが・・・(^_^;。
次は、池の向こう側の樹を、前景に池をいれて望遠で撮っています。
タイトルは「失われた砂丘」としましたが、砂丘の雰囲気は十分に残っていて、これからも
たまにはこの砂丘を訪れたいと思います。
それでも、防潮堤ができる前に、それまでに撮りためた写真で、自分のための写真集「砂丘にて」を
作ることができて良かったとも思います。
今回は、防潮堤で生まれ変わったような砂丘の雰囲気を伝えるべく、すべてカラーでアップしましたが、
次からはまた、モノクロを多用して仕上げたいと考えています。
少し話は変わりますが、今回使用したDA16-85mmとDA55-300mmは、ともにとてもいいレンズで、
この2本があれば、どうしても単焦点やオールドレンズで撮りたいといった場合を除けば、
十分に満足のいく描写の写真が撮れるなあと、最近のPENTAXズームレンズの秀逸さを
改めて感じました。
最後は、砂丘を離れて砂丘の駐車場近くの広場で、たこ揚げをして楽しむ人たちの写真です。
砂丘の非日常感がまるで過去の出来事のように思われ、日常に戻ったなあと感じながら撮影し、帰途につきました。