2018年2月24日土曜日

スプリングエフェメラル

今年は、最近になって、ようやく季節感を味わう余裕ができ、もう時期を逸したかとも思いながら、
いつもの公園の、スプリングエフェメラルの1つ、スノードロップが植えられているエリアに
写真撮影にでかけました。

撮影に持参したのはKPとNeptune35mm、50mm、80mmの3姉妹です。
Neptune3姉妹も昨年末に入手はしていましたが、ずっと撮影することができず、
今回は、Neptune3姉妹の試写も兼ねた撮影となりました。

Neptune3姉妹の試写の結果を先に書きますと、特別描写が優れているわけでなく、
ボケ味もそれほど美しくなく、色合いは少し淡泊で、写真の印象は少し平面的な画像が
得られることがわかりました。
ただ、なんとも味わいのある独特な描写が特徴のようで、どうも被写体を選ぶレンズという気がします。
結果として、花を美しく撮影するのには不向きで、今回の写真も今ひとつな描写の印象ですが、
どこか現実離れした雰囲気に、こんな風に感じる春もいいものかなとも感じています。
描写や味わいの点では、自分のお気に入りのオールドレンズjupiter-9に少し似ている気もします。

前置きが長くなりましたが、 写真をアップいたします。
描写は35mm、50mm、80mmのどれも似た印象ですが、使用したレンズがわかるように、
それぞれの写真に画角を記載いたします。

最初は、淡い紫のシクラメンです。

 80mm

スプリングエフェメラルのスノードロップ。

50mm

白いクリスマスローズ。

50mm


80mm

スノードロップと白いクリスマスローズを広角で撮影。

35mm


35mm

シクラメン。

50mm

この「クリスマスローズの小径」という花壇エリアだけで撮影を終え、もう夕刻が近かったので
帰宅することにしました。

最後に公園のいつもの水路を展望タワーを入れて撮影しましたが、やはり逆光には
めっぽう弱いレンズであることがわかりました。

 35mm

フードがないので、左手をフード代わりにして、なんとか撮影したものです。

帰宅途中で、サイフォンコーヒーのカフェに立ち寄り少し休憩。
ここで、少し屋内撮影しましたが、ボケ味はあまり美しくないですが、やはりなんとも味のある描写です。


Neptune3姉妹は、被写体を選ぶような気がするので、今後「今回は・・・」というタイミングで
使用したいと考えていますが、ネット上の作例に多いようにストリートスナップに向いているでしょうか。
また、紅葉でも一度使ってみたいなと、今は考えています。

いずれにせよ、その外観がとても気に入っているので、 ストリートスナップに使う場合は、
撮影よりも、アクセサリー感覚で持ち歩くのを楽しみにしています・・・(^_^;。

最後は、CX-5で撮影したNeputune35mmをつけたKPの写真です。

2018年2月18日日曜日

初鳥

この冬初めて、冬鳥の撮影に出かけました。
撮影に持参したのは、DA300mm×1.4テレコンつけたKPです。
ですのでこの冬初めての冬鳥撮影ですが、KPでの初撮りでもあり、今年の初撮りでもあります。

事情があって、しばらく撮影することができませんでしたが、久しぶりの初鳥(初撮り)では、
とにかく、ファインダーを見ながらシャッターを押すことが嬉しくて、
野鳥の囀りを聞きながら、冬鳥のおっとりとした仕草を双眼鏡で眺めることが楽しくて、
久しぶりに、そんな幸せをかみしめながらの撮影となりました。

KPはスナップシューターと呼ばれていますが、いろいろなシーンで万能なカメラのように思われたので、
今回はKPの初撮りを、野鳥撮影に使ってみることにしました。

以下、今回の冬鳥の写真をアップしたいと思いますが、今回はトリミング写真については
一応コメントしたいと思います。
コメントのない写真はトリミングしていない写真です。

最初に出会ったのは、冬鳥のジョビオくん(ジョウビタキ(♂))です。
この写真は、ずいぶん遠くから撮影でしたが、ジョビオくんのチャーミングな姿がかわいくて、
小さなエリアをかなり大きくトリミングしています。


つぎはノートリミングのジョビオくんです。


次にあったのは、水辺のビンズイです。


ちょっとトリミングしたビンズイ。


次は、やはり水辺に降りてきていたヤマガラさんです。


久しぶりにシジュウカラにもあって撮影しました。


次は、ビンズイとの見分けがつかないので、ひょっとするとビンズイかも知れませんが、
そのおっとりした雰囲気から、盛岡では夏鳥、当地では冬鳥のアオジ(♀)ではないかと思います(?)。
やはりビンズイでしょうか・・・?


久しぶりにコゲラくんにも遭遇。
撮影しようとした瞬間に逃げられましたが、かろうじて画像内に飛び立つ瞬間が写っていて、
こういった瞬間が写っているのが結構楽しくてアップいたします。


次は、自分がこれまでで2度目に遭遇したシメです。
シメは、自分が初めて撮影に成功した冬鳥ではないかと思いますが、その時は偶然撮影できただけでしたが、
今回は「ケッケッケッケ」という囀りの方向を、双眼鏡で眺めていて気がつきました。
ずいぶん落ち着いた雰囲気で、しばらく 双眼鏡で雰囲気を楽しんだ後に撮影しました。



次も1年ぶりに遭遇した冬鳥のツグミです。
ツグミには、自宅周辺でも普通に出会えるのですが・・・。


最後に、久しぶりに、ナンキンハゼの樹にいる20羽程度のエナガちゃんの群れと遭遇しました。
エナガちゃんの群れに遭遇すると、いつもみんな楽しそうで、自分も幸せに感じます。
撮影に成功したのは次の1枚だけで、群れはいつものように、あっという間にどこかにいなくなっていました。


どうしても、1羽をだけアップして撮影してしまいますが、たまには群れでいる全体の雰囲気の
写真を撮影したら良かったと、あとで少し反省しました。

今回の撮影が嬉しくて、楽しかったのは前述したとおりですが、
KPでの野鳥撮影の印象を(K-3と比較してですが)少し書きたいと思います。

1)高感度撮影が心配なくできるので安心して高速シャッターが切れる。
2)テレコンをつけても中央1点以外の撮影ができる。
3)新しい機種なので明瞭度アップできるのが嬉しい。
4)AFはK-3と同じSAFOX11でアルゴリズムが少し高速化されているみたいですが、AF精度も少しアップした?
といった点が自分にとってのメリットでしょうか。

逆にデメリットは、
1)バッテリーの消耗が激しくすぐなくなってしまう(自分は連射は使いませんが野鳥撮影ではやはり枚数を撮るので)。
2)野鳥撮影ではカメラ内RAW現像しか使わないのでシングルスロットが少し不便。
 といった点が、自分にとってのデメリットでしょうか。

今後(K-1・K-3・K-5兼用のバッテリーが使用できる)バッテリーグリップは追加購入する予定で、
(自分は連射しないのでバッファは気にならず)
KPは野鳥撮影にも十分使えそうですが、やはり今後の野鳥撮影は、K-3メインにすべきか
少し迷っています。
KPは小型軽量の万能カメラですが、小型軽量で万能ゆえに(1/6000secシャッターとか)、
削らざるを得なかった機能もあるみたいですね。

それはともかく(もうすぐK-1Ⅱも発表されるようで)新しいカメラに気持ちを奪われる物欲は抑えて、
今後は、また撮影を再開できた幸せに感謝しながら、撮影の機会を大切にして望みたいと感じています。